[各競馬場コース別傾向]第31回 小倉芝1,800m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は2/18(日)に行われる小倉大賞典の舞台でもある『小倉芝1,800m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


小倉芝1,800m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年3回

[サンプル数] 全 249レース
北西寄り2m/s以上の風 74レース
東南東寄り2m/s以上の風 75レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が50%弱[Mペース]が40%程度で、[Hペース]が10%強となっており、基本的には前半は平均~緩めのペースの傾向になります。

 風向き別で見ると、『北西』寄りの風では[Mペース]の割合が若干大きくなっており、『東南東』寄りの風では[Sペース]の割合が若干大きくなっておりますが、結局のところ『全体』の傾向と同様に平均~緩めのペースになりやすいことがわかります。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%程度[先団]が40%程度の割合となっており、これらを合わせると60%程度の割合を占めることになります。[中団前]が30%弱で、[中団後]は10%弱[後方]は3%程度となっており、基本的には前で運べる馬が優勢な傾向と言えます。『連対数』『3着内数』でも同じような傾向と言えるでしょう。

 風向き別に見ると、『東南東』寄りの風における『勝利数』では[先頭]や[中団前]の割合が大きくなっているのに対し、[中団後]の割合が小さくなっており、中団位より後方の位置取りではかなり厳しい結果となっていることが現れています。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、[1~10番]の成績がやや良い傾向で、[11~15番]の成績がやや悪い傾向となっています。大外にあたる[16番]の成績が多少突出してはいるものの、傾向としては『内~中枠が若干優勢/外枠が若干劣勢』と言えるのではないでしょうか。

 風向き別に見ると、凸凹が目立つグラフとなっており、傾向を掴むのが難しいと言えます。


【結論】

 小倉芝1,800mのコース傾向は、以下の通り。

●前半のペースは平均~緩めになりやすい。

●前目で運べる馬が有利な傾向。特に『東南東』寄りの風ではその傾向がより強まる。

●『内~中枠が若干優勢/外枠が若干劣勢』の傾向。

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