[各競馬場コース別傾向]第18回 京都ダート1,800m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は11/5(日)に行われるみやこSの舞台でもある『京都ダート1,800m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


京都ダート1,800m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年1回

[サンプル数] 全 351レース
北北西寄り2m/s以上の風 67レース
南寄り2m/s以上の風 49レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が約15%[Mペース]が約50%[Hペース]が約35%となっており、前半のペースは平均~速めになりやすい傾向と言えます。
 風向き別で見た際に『全体』の傾向と比較すると、数値の差は殆どなく、基本的には風によるペースへの影響はあまり受けないものと捉えられます。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が30%程度[先団]が40%程度の割合となっており、これらを合わせると約70%の割合を占めることになります。[中団前]が20%程度で、[中団後]は7%程度[後方]は1%程度。ペースがあまり緩みにくいコースではありますが、、基本的には前目で運べる馬が優勢な傾向と言えるでしょう。『全体』の『連対数』も似たような傾向になっており、『3着内数』に関しては[先頭]の割合が少し低めにはなっていますが、それでも前目が有利な傾向には変わりありません。

 風向き別に見ると、差異が見受けられるのは『南』寄りの風の場合で、『勝利数』の観点でみると[先頭]の割合が高くなっているのに対し、『3着内数』の観点では[先頭]の割合が低めになっているのが特徴として現れています。それでも、基本的には前有利となっている点は変わっておらず、風によって傾向が大きく違うことはないと言えます。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、多少凸凹はしていますが、総じて[1~9番]の成績が若干良い傾向で、[10~16番]が若干悪めの傾向と言えるでしょう。

 風向き別に見ると、かなりバラツキのある非連続的なグラフとなっていることからも、傾向を掴むのが少し難しいと言えるのではないでしょうか。


【結論】

 京都ダート1,800mのコース傾向は、以下の通り。

●前半のペースは平均から速くなりやすい傾向。

●前目で運べる馬が有利な傾向。

●[1~9番]が若干優勢で、[10~16番]が若干劣勢。

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