[各競馬場コース別傾向]第5回 新潟ダート1,800m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は8/6(日)に行われるレパードSの舞台でもある『新潟ダート1,800m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


新潟ダート1,800m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年1回

[サンプル数] 全 401レース
西南西寄り2m/s以上の風 107レース
北北西寄り2m/s以上の風 108レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が10%強[Mペース]が50%強[Hペース]が30%強となっており、基本的には平均的なペースになりやすい傾向と言えます。

 風向き別で見ると、『西北西』寄り『北北西』寄りの風ともに、ペース傾向に大差はなく、風向きの依存性はほぼないと言えるでしょう。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』の『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が25%程度[先団]が50%強の割合となっており、これらを合わせると約80%の割合を占めることになります。[中団前]が15%程度で、[中団後]は5%程度[後方]は2%程度となっており、前に行ける馬がかなり優勢な傾向と言えます。

 風向き別に見てみると、『西南西』寄り『北北西』寄りの風ともに、[先頭]と[先団]を合わせた割合は75~80%程度となっており、前に行ける馬が優勢であるということは不変ではありますが、『西南西』寄りの風では[先頭]の割合が30%超となっており、これに反して『北北西』寄りの風では[先頭]の割合が20%を割っているのが大きな特徴と言えます。特に逃げ馬においては、『西南西』寄りの風の場合はより有利になり、一方で『北北西』寄りの風では若干不利になるというのが傾向として現れていると言えるでしょう。

 『連対数』『3着内数』の観点では、『全体』と風向き別で大差はなく、あまり傾向の違いは見受けられません。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、[5番][7番]の成績が若干良い点、[1番]の成績が若干悪い点が目につきますが、基本的には枠の内/外での有利/不利はあまり見受けられず、フラットな傾向であると言えるでしょう。

 風向き別に見ると、『西南西』寄りでは、中枠にあたる[7~10番]の成績が良くなっているのが目につきます。

 一方『北北西』寄りでは、[6~7番][12~13番]の成績が比較的良い点が目につき、内枠にあたる[1~3番]の成績が悪くなっています。総じてみると、内枠の成績が少し悪く、中~外枠の成績が若干良いということが傾向として現れていると言えるでしょう。


【結論】
 新潟ダート1,800mのコース傾向は以下の通り。

●平均的なペースになりやすい傾向。

●前につけられる馬が断然有利。風向き別にみると、『西南西』寄りの風では逃げ馬がより有利に、『北北西』寄りの風では逃げ馬が若干不利である傾向。

●馬番別の成績がフラットな傾向。風向き別にみると『西南西』寄りでは中枠がやや有利、『北北西』寄りの風では内枠がやや不利で、中~外枠がやや有利な傾向。


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