本屋をやめるので、その話

今月いっぱいで、書店員をやめる。

2年とちょっぴり働きました。

別に読書家ってわけじゃないし、漫画ぼっかり読んでいるし、作家になりたいとか思ってないからこの業界にも全く興味はなかったんだけど、本屋さんは大好きでした。今も大好き。(読書も少し好きになった)

だからこそ本屋さんがなくなってほしくないんです。

働いて思ったけど、めちゃくちゃ重労働だし(紙とか元をたどれば丸太だからね)賃金安いし、私なんて読書しないからお客さんの方が商品のこと知ってるし、毎日新商品わんさか入ってくるし、日々入れ替わるし。

でも、流行や時代の流れを感じることができるし、知識や芸術や娯楽が集まるいいところだと思うんです。

ぶっちゃけいうと、書店業界の未来はかなりくらいと思う。

いろんな本屋の潰れた話を2年間でたくさん聞いたし、時代はネットだからどうしてもたくさん在庫を持っててすぐに読めるAmazonとか電子書籍には敵わない。

売り上げは年々落ちてるらしいです。

でも出版社さんとか、お店のみんなでこれ売ってみよう、きっと売れる気がするって本当に売れた時は最高に嬉しかったし、すごくみんな努力してる、みんな本が大好きで本屋さんを無くしたくない。

もちろん、無くさないためには出版業界ももっと努力して変わらなきゃいけないのかなとも思う。(実際このご時世に、出版社からの取り寄せ2週間かかるのはやばい)

そして、これを読んだ人が少しでも本屋さんに足を運んでくれますように。

きっとたくさん発見があって、素敵な本当の出会いが、本屋さんの数だけあると思います。


あと少しだけ、書店員として頑張ります。


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