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夫婦それぞれの結婚式体験談 ⑥引っ越し編(新郎視点)

このノートは、2018年の末に結婚式を挙げた夫婦がそれぞれの視点で結婚式の体験談をしたためたものです。

○ルール
1.同じテーマについて二人が同時に書く
2.二人とも書き上げるまでお互いの内容は見ない
3.完成したらお互いに内容チェックして投稿

これから結婚式を考えている方にとって、ささやかなヒントになれたら幸いです。

前回の記事は「その5.両家顔合わせ当日編」
新郎視点のnoteを読む
新婦視点のnoteを読む

その6.引っ越し編(新郎視点)

前回、遂に入籍までたどりつきました。
これからいわゆる結婚生活というヤツが始まります。

私たちは婚前に同棲をしていません。
新婦の家庭が、婚前の同棲なんてとんでもない!という方針だったので、初めて二人で暮らすことになります。

学生時代は大学の近くに住んでいたので、毎週誰かしら家に居ましたが、同居となると初めてです。
果たして二人暮らしができるのか。

そんなわけで、今回は住まい探しのノウハウみたいになっております。

バックグラウンド:これまでの住まい

先に私たちがそれぞれ今までどんなところに住んでいたのかを紹介しておこうと思います。

新婦は
・東京生まれ
・東京育ち
・東京都23区以外には住んだことなし

という都会っ子。

一方 私は
・長野県生まれ
・長野県育ち
・大学から上京

という上京組。

上京後はずっと一人暮らしで

北区に2年

新宿区に2年

品川区に4年

豊島区
に1年

と移り住んでいます。
(改めて振り返るとめっちゃ引っ越ししとる)


そんな全く違うバックグラウンドで育った二人が一緒に新居探し。
すんなりいくはずがありませんね。

下町が嫌だと?なんだこのやろう!

住まい探しの第一歩は、地域を決めることから。

ここで大変に揉めました。

とにかく、条件が折り合わない。

まず、私の希望は以下の通りです。

・会社の最寄り駅まで電車で一本、乗り換えなし
・電車に乗ってる時間は20~40分
・上記を満たす板橋サイコー


一方で新婦の希望は以下のような感じでした。

・住み慣れた実家近くの地域がいい
・下町こわい


どうやら、両者の希望を同時に満たすことは難しいようです。


よろしい、ならば戦争だ

ああ、愛する二人はどうして争ってしまうのでしょうか?

信念ゆえか、若さゆえか。

きっとお互い、愛以上にゆずれぬものがあったのです。多分。

その時 新郎は、こんなことを思っていました。

結婚して家を出るというのに、まだ親のそばを離れる覚悟ができてないのか。
結婚生活の頭っから二人じゃなくて親の庇護下で暮らすつもりなのか?
それに離れると言ったって所詮23区内、どこだろうと目と鼻の先じゃあないか。
他県や外国ならいざ知らず、23区内なんてどこだってそんなに大差ないだろう。

こんな赤裸々に書いてしまって後悔しそうな気もしていますが、まぁとにかくそんな感じで熱く議論を戦わせたわけです。

終戦、そして…

長い戦いの末、二人は和平条約を結びました。
その内容は以下の通りです。

・新婦の実家に近いことよりも、通勤利便性を優先する
・下町ではない地域にする


こうして、無事新たな住まいとなる地域が決まったのです。
決め手は
一つのアイデアと、一つの認識違いの解消でした。


バスで通勤すればいいんでね?

これが決め手の一つとなったアイデアでした。

そう、公共交通機関は電車だけではないのです。

バス、徒歩、自転車、スケボー。
色んな交通手段が東京には存在します。

これによって選択肢が広がり、落としどころとなる地域を見つけることができたのです。


時間軸を揃える

この戦の根底には、時間軸に関する認識違いがありました。

つまり、いつまでそこに住むのか?
です。

新郎は、二人で生活している間。
新婦は、妊娠、出産、育児も見据えて。

そりゃあ、折り合わないですよね。


結局、
この新居って二人で暮らしてる間の住まいだよね。
子供ができたら、子育てに適した地域に引っ越したらいいよね。

という認識に落ち着き、時間軸が揃ったわけです。


まとめ

地域が決まった後の部屋探しについては、このnoteの趣旨とあまり関係ない部分が大きいので省きます。

私自身は都内で5回引っ越しており、これはこれで役立つ知識かもしれないので、そのうち記事にするかもしれません。


まとめ

・二人のバックグラウンドが大きく異なると、住む地域は揉めるので覚悟しておいた方がよい
人生のどの期間に住む家なのか?をすり合わせてから話をしよう


ちなみにこんな争いから一年ちょい後、新婦の実家近辺に引っ越すことになるのですが、それはまた別のおはなし。

新婦視点もあわせてどうぞ。

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