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趣味のTRPGで悲しくなった話

趣味と呼べるほどやっているか、と問われればさほどな感じだが
ブランク期間も含めてしまうと10年以上TRPGを趣味にしている。

TRPGといえば、ルールの記載してある本を基にする遊びの一つなのだが知りたい人は調べてほしい。流行ってるから分かりやすい説明とかあるはず。

この度、対人関係以外で困ったことが発生してしまったので私の浪費癖を何とかするためにもメモをしておくことにする。

そもそもTRPGは先述の通り本の中身をルールとするので、遊びたければ絶対に本が必要になる。本がないと遊べないと思ってくれて良い。

この「本」なのだが、増えることはあれど減ることがない。

なぜなら、

・やりたいタイトルごとにゲームソフトを買うように、別の世界観で遊びたければ別の本が必要になる
・DLCを追加DLするように、同じゲームでも違った味付けを楽しみたければまた別の関連した本(サプリメント/サプリと呼ばれる)
・ゲームのバージョンアップやパッチが配信されるのと同じように、発売から時間が経ったらルール更新のために版上げした本が必要になる

からだ。

しかもTRPGの本は大判ものが多いので(そうじゃないものも存在するが)平均3000円ぐらいはするし、人気のゲームだとサプリも増える。

故に楽しみたいと思えば思うほど、本を買うことになる。

今回私にとって問題だったのは、この本の「物量」だった。

近々、引っ越しを控えている。

TRPGを長く遊んできた。実家に古いものや遊び尽くしたものは置いてきたとしても、私の部屋にはカラーボックスに収まりきらないほどの書籍が溢れてしまっている。しかも大判。

完全に「引っ越しに支障が出てしまった」のである。

そもそも私がどういうスタンスでTRPGに類する書籍を増やしてきたか、ということを書いておく。

①面白そうなゲームの本は見つけたらすぐさま買う
②普段遊んでるゲームのサプリは新しいものが出たらすぐさま買う
③好きなゲームを出している出版社の新しいゲームはとりあえず買ってみる

③についてはちょっと落ち着けよ、と思われてしまうかもしれないが
TRPGの関連書籍は(至極当然なことながら)基本的に絶版したら手に入らないことが多い。

しかも、中古の安値で売り叩かれるという現象はあまりない………ような気がする。
逆に市場から消えてしまって、桁が一つ増えて買うに買えないという経験なら何度かある。
(新版が出るまで「ゆうやけこやけ」なんか駿河屋みてもAmazonみても20000円ぐらいだったし未だに「エンゼルギア2」とかって値段高いんじゃないかしら…どうなんだろうか…)

なので、もう「欲しいかも」=「すぐ買う」というスタンスで着実にTRPGの書籍を増やしてきた。
次に「そういえばちょっと遊びたいな」と思ったときには既に遊べなくなってしまうかもしれない。その状況が、貧乏性の私にとっては至極恐ろしいことのように感じてしまう。

買わなきゃ追加のルールや版上がない、どころかもう消えてしまう。

と思うと即座に買わずにはいられない。本当に。社会人になってからは特に。 

そんな感じで無限に遊びたい本を増やし続けてきた私は、今やかなりの量の書籍と格闘している。
たぶんいくつかのものは処分せねばならないと思う。正直、遊んできたものを手放すのはなかなかに厳しいものがある。
(とはいえいわゆる積みゲーがほとんどない程度の量なので、ベテランの方に比べたら全然ではある)

これは持ってく、持ってかない……と背表紙を眺めて仕分けながらなんとも悲しい気持ちになってしまった。
会えない悔しさより、さよならする悲しみの方が辛い。深夜にポエムを書いてしまいそうになる。

じゃあ自炊すれば、等と思われるかもしれないが書いてあるのはゲームのルールだ。
基本的にじっくり頭から読み込むのは最初だけで、あとはほぼ参照して適宜使う場合が多いと思われる。なので自炊する手間を考えると、正直一旦手放して買い直すしかないという結論に至った。
(比較的買い直せそうなものに限る)

そもそも、今は人気タイトルの新版やサプリなどは電子書籍での発売が割とされている。
多分、次もし何かTRPG関連のものを買うなら電子書籍での購入を真っ先に検討すると思う。

とはいえ新しいタイトルは現状、基本的に本だ。

出版業界の市場については皆目分からんので、電子書籍を出すコストと購買による利益が釣り合わないのかもしれないが……個人的に今回のことは凄く寂しい思いをした。
もう値段が倍とかにあがっても構わないから、電子書籍ベースで発売されることを切に願ってしまった。

無断アップロードとか色々と問題も多いかと思うが……本当……いま仕分けしてて悲しいので…何卒……あと比較的綺麗なルールブックを、是非遊ぶ方にお譲りとかしたく思うので…TRPG好きな方はお声がけください……

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