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働かないことで有名な僕がUberEATS配達員として働いてみて気付いたこと〜UberEATS配達日記〜

働くことが苦手な僕が選んだ仕事とは?

僕を知っている人の多くは、
「テルは働くことがとても苦手そう」
という印象を持っているのではないかと思う。

実際、気づけばここ3〜4年まともに働いたことがなかった。
正確には働いてお金を得ようと色々とも行動してみてはいるものの、今まではなぜだか収入という形で結果を得るまでには至らなかったといったほうが正しい。

お金のいらない国やペイフォワード(恩贈り)、「やりたいことはやりたいし、やりたくないことはやりたくない!」、みたいな世界観や価値観で生きていきたいと思っている自分にとって、拘束されるとか、契約とか、組織に属さなければいけないみたいな働き方はとても苦手でしんどいことのように感じられて、ずっと避けてきた。

それでもこの資本主義社会の日本で今この瞬間まで生きられているのは、今日までのご縁で繋がってきた多くの人に助けられ、支えられてきたからに他ならない。
これは奇跡としか言いようがなく、本当に本当に在り難い。

そんな働いてお金をもらうことをずっと避けてきたテルが、なんということでしょう!
スルッとサラッと働き始めたのだ。

僕が選んだ仕事は『UberEATSの配達員』。

今回は仕事中の気づきを書き記したいので、この辺りの背景とか選んだ理由とか、仕事内容とかはまた別の機会に書くことができたらと思っている。
(ライブ配信とかで語れたらいいなとも思っている!)

どんな仕事なのか気になる人は公式サイトへ!
(興味のある人には招待コードを送ります。不安なことなどできる限りサポートするのでご連絡ください。)

とにかく、
あの働かないことで有名なテルが、
ついに働き始めたのだ。

UberEATS配達員として働いてみて気付いたこと

秋葉原の登録センターで30分ほどで本登録を済ませ、その足で秋葉原で2件配達を経験した。

ほんの2、3時間だったと思うけれど、配達の依頼を待ちながら、都内を自転車で駆け抜けながら、実にたくさんの気付きに出逢った。

特に自分の完璧主義や、行動を起こす時の思考のパターンを客観視できたのはとても大きかった。
(今回の話は過去記事ともリンクしているので、併せて読んでもらえるとより理解が深まると思います。)

僕が何か行動を起こすとなったとき、頭の中にそれを達成するのに必要な1から10のすべての事柄がおもちゃ箱をひっくり返したように順番や優先度関係なくばら撒かれるように浮かんでくる。
それも大抵の場合無意識に。

そして「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ!」とか、
「これは絶対必要だよね!あ、そしたらこれとこれも必要かも?」とか、
「順番はこっちのほうが先の方がいいかな?いや、それともこっちかな?」とか、
情報を整理、取捨選択するのにすごく疲れるし、整理されるどころかあれもこれもと情報がどんどん膨れ上がって身動きが取れなくなってしまうこともよくある。

今やる必要がある目の前のことだけに集中する

そして今日配達をしながら編み出したのは、『今やる必要がある目の前のことだけに集中する』ということ。

後から気付いたのだけど過去記事で書いている『完璧主義を手放して、0.1歩でもいいから行動してみること』を配達員の仕事の中で意図せず実践していたのだ。

いくら登録センターで説明を受けていたとはいえ、アプリの指示通りに進めていけばいいとはいえ、体験したことのないことだから知らないことだらけ。

そんな時にも(というよりそんな時だからこそ)頭が必死になってかき集めてきた情報が入ったおもちゃ箱をいつもの思考パターンがおかまいなしにひっくり返してくる。
でもUberEATSでは配達の依頼を受けたら、知らないことだらけでも速やかにお店にある料理の回収に向かわなければいけないし、その後も依頼主の家まで料理を届けに行かなければならない。
お店も、依頼主も、僕(配達員)が来るのを今か今かと待っている。

シンプルに言えば、『混乱している場合ではない』のだ。
そして僕がUberEATS配達員初日かどうかなんてことも関係がない。
でも、だからこそ、焦る必要などなかったのだ

ひっくり返してしまった情報の中から、まず最初にやることは何か?
それは一番最初にやる必要のあることを素早くピックアップすること。
そして最初の0.1歩を踏む。
それだけ。

先のことは何も考えなくていい。
先のことはその最初の0.1歩を踏み終わった時にまたピックアップすればいい。

最初の0.1歩を踏み終わったら次にやる必要のあることをピックアップして0.1歩進む、ピックアップして0.1歩進んで、ピックアップして0.1歩進んで。。。

そうして歩みを進めていくと、気付いた時に最初の依頼を終えていた。

なんだ、これで良かったんだ。


考えていいのは、”一歩”のことだけ。

この記事を書いていて、「まさにこのことだ!」と思い出した話がある。
『momo』という映画のワンシーンだ。

いいかモモ、道の長さを一度に考えたりしちゃいけないよ。
考えていいのは、”一歩"のことだけ。
常に、一息ついて一歩進む。
一息ごとに、踏み出す一歩のことだけを考えればいいんだ。
そうすれば楽しい!

覚えておくんだよ。
今のことを守れば、何をやっても上手くいくさ。

気が付いた時にはお前は道を歩ききってる。
一歩づつ進み、いつの間にかゴールにたどり着き、息も切れとらん。
覚えておくんだよ。

実際のシーンはこちらから見れます。
映画自体もステキなのでぜひ!

僕は無意識に、自身が綴った言葉やこのmomoのワンシーンからの気付きを活かしていたのかもしれない。

兎にも角にも僕は、目の前の一歩を踏み続けるだけでゴールにたどり着けたのだ。

みんなが働きたい時に、働きたいだけ働ける社会に

大切な気づきを得ることができたUberEATSの配達員の仕事。
ありがたいことに、この仕事はシフトや拘束時間、上司や部下という関係性もなく、自分のタイミングで受けたい時に仕事を受け、自分が終わりにしたいタイミングで仕事を終わりにできる仕組みになっている。
だから、「今からやりたい!」という最初の一歩さえあれば仕事が始められるし、「疲れたから終わりにしたい!」と思ったらそこで1日の仕事を終えることができる。
だからこのシステムは僕みたいな人間にはありがたいことこの上ない。

そして実際に働いてみて、これからは同じようなシステムで働ける仕事がどんどん増えていく予感をひしひしと感じた。
需要は絶対にたくさんある。
なんだかんだ本当はみんな、「できることならやりたいことしかやりたくない」ときっと思っているからだ。

みんなが働きたい時に、働きたいだけ働ける社会。
それってめちゃんこステキな社会なんではなかろうか!


My Favorite Song!!

やっと書き上げられそうと思ったら、空、明るくなっとるやん。。。
書くの好きだからいいんだけどね(笑)

今回は何を紹介しようかなと思った時に出てきたのが、自分たちの作った音楽をモチーフにユニークすぎるMVの数々を制作、公開しているバンド、『OK Go』の『This Too Shall Pass』という曲。

この曲のMVは2種類あって、一つは「これ撮り終えるのに何回撮り直したんだろう。。。」と心配するくらい素晴らしいピタゴラスイッチバージョンと、楽器を持ったメンバー4人が演奏しながら、徐々にマーチングバンド隊や子供達が加わって大合奏、大合唱で大団円(大円団は誤用らしい)を迎えるマーチングバンドバージョン。

今回はふたつめのマーチングバンドバージョンを紹介したいのだけど、今回の気づきに重なる部分があるなと感じたんです。
何か実現したいビジョンがある時、その壮大な光景に反して最初に踏む一歩はほんの小さな一歩かもしれない。
でも、そのビジョンには最初の一歩がなければ永遠にたどり着けない。
目の前の一歩のことだけを考え続けながら歩みを進めていった先で、少しづつ仲間が増え、できることが増え、気がつけばいつの間にか、そのビジョンは目の前に現実となって現れる。

歌詞、和訳、ピタゴラスイッチバージョンはこちらから ↓ ↓ ↓ 

最近発信している『ステキナニカ』もそうなっていったらいいな。
そしてこの踏み出し続ける小さな一歩はまさに『TinyMagic』。
全て繋がっていだんだね。


心が動いた方、テルをサポートしたい方、こちらから投げ銭をいただけたら幸いです! 僕、めっちゃ喜びます!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶