暑い。すごい暑い夏だ。

部屋の中の水を入れたコップは大量の汗をかき、その中身は人肌を感じるほどに温くなっていた。冷房をいれてもほかの部屋に移動するたびに汗をじっとりさせてしまうほど暑い。腹が立ってきたので少し気分転換に海に行くことにした。

外国人住宅が立ち並び、街は日本なのに異様な雰囲気を醸してる。当然見慣れた景色。だが大人になって改めて訪れてみるといたるところに英語表記やサーフショップなど。新しい発見があって楽しい。今回は練習中のカメラ（お金がないのでデジカメで我慢）を片手にぷらぷらしつつ、海岸通りについた。

すでに腕には汗がべっとり。ただ、家にいたときのような嫌な感じはない。

海・空は当然の青。それも濃いめの青だ。正確には、空の色は天色。海は紺碧と孔雀青の間くらいの色。（青にこんなに種類があるなんて知らなかった。こんな表現はじめて使いました。（笑））さらに海岸沿いのアスファルトは水色っぽい塗装。周りの住宅も青っぽいので、この景色まさに青一色。上半身裸で走る外国人がいいアクセントになってる。そんな風景が広がっている。

私はテトラポッドに座り、コンビニで買ったチキンとコーヒーでお昼。

社会人になって、自然で遊ぶ的な野蛮な感じってなくなっている気がする。それはお金があるからなのか、そんな時間がないからなのか具体的な理由は分からない。もちろん大人には大人の遊び方がある。子どものころあこがれていた遊びを大人は持て余す財力で存分に楽しむことができるよね。でもね、子どものころにしていた遊びこそ大人になってからするとより違った感覚で楽しむことができると思うし、そんな人って素敵じゃないですか？

温くなったコーヒーを飲みほしたころ、30-40代のおじさん（一人は若禿？スキンヘッド、一人は小太りおじさん）がやってきて、海へと続くかろうじて舗装された階段をおりて浅瀬の水たまりをのぞき込んでいた。二人は水たまりをいくつか周り、時には指をさし、20％くらいの微笑みをうかべ去っていった。

「それでええのよ…」←誰

家帰って扇風機の前であ”あ”あ”－－－－－ってやろっと。

#夏
#summer
#coffee