今回私が経験したのはInstagramの個人メッセージからでした。
ほぼ同時期に２人からのメッセージを受けました。

１人目

私の手まりに対してのご質問です。
これはどうやって作りますか？
このように聞かれましたので大雑把に説明しました。

ビニール袋にもみ殻を入れて、毛糸で球体に成形します。
布団綿で包み、ミシン糸で表面を整えます。
刺繍糸で表面を分割して模様を作ります。

購入したいので価格を教えてほしいと言われました。
質問は日本語で来ましたが、アカウントを見ると海外の方です。
その為、以下のようにお返事しました。

実は相手の方のアカウントを確認した時点で、ちょっと違和感を感じました。
私の中では過去の苦い経験を思い出していました。
自分自身に、深追いしてはいけない。このように言い聞かせていました。

相手の方はAmazonは使いにくいから直接、銀行振り込みで購入したいと言います。
内心、ほらきた。と思いました。
過去、直接と言った方とは問題が多発した経験があります。
その為かなり親しくなった方でも、サイト経由でお願いすることにしています。

とにかくAmazonから買ってくださいと伝えたら、そのまま音信不通になりました。

２人目

価格を教えてほしいと言われました。
この方も海外の方のようですが、質問は日本語で来ました。
１人目の方と同じようにご案内しました。

東京に住んでいるから国際発送の心配はないと言います。
翻訳ソフトを使うからAmazonは使いにくいと言うのです。
Amazonは多くの言語に対応していますので、あなた方の＊＊語にも対応していますと伝えました。
リンクが開けないので直接、銀行振り込みと言ってきました。

Instagramの個別メッセージはリンクを書くことは出来ますが、開くことが出来ない仕様になっています。
コピー、貼り付けでと伝えましたがやはり開けないと言います。

海外発送を考えたからAmazonに誘導しましたが、国内発送であればその他の販売サイトでも送る事が出来ます。
そこでInstagramのトップページのリンクからFacebookページを開いてもらい、記事内の商品案内からｍｉｎｎｅへご案内しました。

その結果、捨て台詞を残してブロックされたので、その方のInstagramを見る事が出来なくなりました。
内心、やっぱり予想通り危険な方だったと納得しました。

苦い思い出

もう２０年ほど前の出来事になります。
まだネット販売も作品制作も未熟でした。
そんなある日、かなり高額なオーダーが入りました。
あれもこれも全部まとめて、それなりの金額で購入したいと言われました。

銀行振り込みでお金を送ると言います。
こちらのネットバンクを伝えたら、そこではなくもっと国際的な金融機関を指定されました。
これが偽のサイトだったのです。
口座開設のために、所定の金額を入金する必要があると言われました。
これがふとした事でナイジェリア詐欺と知りました。

当時はＦＡＸのやり取りもあり、帰宅すると帯のように紙が吐き出されていました。
とにかくナイジェリア詐欺から逃れるためには、相手からの連絡が取れないようにする事。
このようにアドバイスを受けました。
ＦＡＸの無い電話に変え、夜間は着信音が鳴らないように設定しました。

ナイジェリア詐欺って何ですか？
と思われた方は、Google検索をしてみてください。

直接取引の残念な思い出

Messengerから直接販売してほしいと言われたことがあります。
しかも不当に安い値引き交渉までされました。
この時から、作品は何があっても所定サイト経由でないと販売しないと決めました。

別の時は、不用品の取引でした。
不用品だからまぁいいか、という感じもありました。
送料＋５００円で話が決まりました。
そして住所を聞きましたら九州です。
こちらは伊豆なので送料がそこそこかかります。

送金完了のメッセージが届いたので、郵便口座を確認しながら発送する予定で準備しました。
金額を見てびっくりです。
口座には送料分しか入っていません。
不用品だし、もめるのも面倒だからと思いそのまま送りました。

それ以来、面倒でも不用品はヤフオクに出すか捨てるかのどちらかにしようと決めました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。