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#23 手まり「上下同時の菊2」中央が閉じたタイプの作り方

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中央が閉じた菊


今回は12等分の地割(じわり)で、
上下同時の菊の中央が閉じたタイプをレッスンします。


菊の中心を綺麗にかがるのは
それなりに経験をつまないと難しいです。
そして、慣れない反対側を綺麗にかがるのは
もっと難しいです。


菊をかがるのに、赤道から始めるお流儀と
中心からかがるお流儀とあります。
どちらでも良いのですが
この上下同時の菊は、両方を経験する作品です。


また、作品によっては
花の中心からかがらないと、模様が作れない物もあります。

お雛様を作る


入門者には、あまり綺麗にかがれない
菊の中央を隠してしまおうと言うのが
菊模様のお雛様を作ると言う課題になります。


帯近くの花びら模様だけ見せて
花の中央は、頭とお座布団で見えないので
初めての方でも、それなりに見られる作品に仕上がります。


また組み物(複数で1セットになる作品)の練習として
2個セットのお雛様は良いと思います。


組み物を作る時の注意としては
大きさなどが同じに仕上がるように、土台作りの時
同時並行作業をする必要があります。


上下同時の菊の作り方


手まりのサイズは直径8cmです。
地割は12等分です。


模様としては、もっど細かい地割でも良いのですが
あまり細かいと、かがる位置が理解しにくくなるので
今回は12等分にします。


お雛様に加工するので、重り入りの土台を使用します。
北極を決める時、重りがあるほうが下になるようにしてください。


#21  手まり「重り入りの土台」の作り方


転がしてみて、すわりが良い位置を探します。
手のひらに乗せてみると、ビー玉の冷たさが伝わってくるはずです。
もし感じられないようでしたら、上下を反対にするか
再度、転がしてみてビー玉が下になる位置を探します。

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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。