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好きを仕事にする

#好きを仕事にする


高校時代の進路指導


私が通った高校は家から一番近いと言う理由だけで選んだ商業高校です。
そして2年生の終わりまでは、洋裁の専門学校へ進むつもりでいました。
しかし3年生になり和裁の専門学校へ行くことにしました。

この時、担任の先生が聞いてきたのです。
「他にやりたいことはないのか?」
「染物とか織物とか刺しゅうとかですね」
「その他には?」
「絵を描くとかですね」
「馬鹿、それは趣味だ!なんでこんな所(商業)に来たのだ?」
「母がI高校(普通高校)と商業以外は認めないと言ったからです」

また他の先生からは「創立以来の変わり者」と言われました。

奈良の専門学校へ行きましたが、半年で学校と合わずに帰ってきました。
その後家から通える所へ行きなおしました。
この2番目の学校に入学する時、先生に言われたのです。
「細く長く続けることが大切ですから」

いろいろありお裁縫を仕事にすることはなかったのですが、現在手まりを制作販売しています。
高校時代には推測できなかったのですが、今思えば当時夢見た未来に近い生活をしています。

フィールドに長くいる事


全ての事に言えると思います。
一時的な話題になり物凄く華々しい方もいらっしゃいますが、あの人は今どうしているのでしょう?と思う方もいらっしゃいます。
今の時代、ネットで作品発表をすることは簡単にできます。
大きなメディアで取り上げることが無くても、個人のメディアで作品を発表することは非常に簡単です。

私も気になる作家さんは何らかの形でフォローしています。
いろいろな理由で作るものが変わったとしても、それなりの形で作品を発表していれば「お元気で活動しているのですね」と思います。
しかしご本人の作品が全く見えなくなってしまう方もいらっしゃいます。

様々な理由で制作活動が出来なくなることもあります。
特に女性は妊娠、出産、子育てなどのライフイベントがあります。
家族の介護や本人の体調不良などで制作活動が出来なくなることもあります。

私はネット物販の塾に入り、ヤフオクやAmazonで商品を販売することを学びました。
熱心な方はそれなりに居ましたが、多くの方がいつの間にかやめていきました。
それなりに稼げるようになりステップアップする方もいらっしゃいますが、ほとんどの方がそのレベルに達する前に脱落していきました。

私は作品制作と販売を軸足にしていたので、それほど大きな成果を得ることはできませんでしたが「このくらいの仕事量だからこの成績なのだ」と納得していました。
以前読んだ熱帯魚の飼育書に「熱すぎるのは短命のもと」と書いてありました。
魚を育てるのに熱い水温はいけない。と私は思ったのですが、熱心すぎて短命に終わる。と言う事でした。

全てにおいて熱すぎるのは短命なのだと納得しました。
何をするにもそのフィールドに長く居続けるのが良いと感じています。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。