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#53 手まり「矢羽菊」の作り方

#手まりの作り方 #菊 #矢羽 #魔よけの模様 #お祝いの模様



基本の菊の色変わり


菊の模様と言えば、グラデーションで作る物が多いです。
単色で作る場合でも、隣の花びらが同じ色になります。

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矢羽菊の場合は、色の対比を考え2色を選びます。
そして隣の花との色合いが、大きく変わるように配置します。

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あまり多くの色遣いにせずに
少ない色ですっきりまとめたほうが
見栄えがすると思います。


魔よけの模様の「矢羽」


矢羽も魔よけの模様の1つです。
破魔矢は、お正月に神社や寺院で授与されたり
上棟式に鬼門に向けて弓矢をたてます。


また射た矢はまっすぐ突き進むという事で
矢羽模様は、縁起柄の1つとされています。
飛んで行った矢は戻ってこないので
結婚した相手の家から、戻る事の無いようにという願いを込めて
娘に矢絣模様の着物を持たせたそうです。


矢が飛ぶ姿は厄払いのイメージもつながります。
江戸時代には武士の礼装の下に着る小袖にも
矢絣が使われたようです。


色づかいに悩んだら着物を参考に


ネットなどで画像検索をすると
古典的な色づかいだけではなく、
現代的な色づかいも数多く出てきます。


気にいった色づかいが見つかると思います。
私もたまに画像検索をすると
昔は見なかった色づかいをみつけ
新鮮な発見をすることがあります。


「矢羽菊」の作り方

手まりのサイズは直径8cmです。
地割(じわり)は16等分です。

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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。