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#94 手まり「8つの麻の葉」の作り方

#手まりの作り方 #花手まり #麻の葉 #祈りの模様 #魔よけの模様


麻の葉模様


麻の葉模様には、祈りが込められています。
それについては、以下ページの解説を読んでいただければと思います。


この作品は、4等分の地割(じわり)をして三角形8個を作ります。
その三角形の中に、麻の葉模様を入れたデザインになっています。
私は麻の葉模様を中国の刺繍糸で作り、空間の分割ラインを絹小町(布団とじ糸)を使用しました。

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麻の葉模様の部分の、太いラインは2本どりで、細い部分は1本でかがっています。
25番刺繍糸を使うときは3本と2本で作るとよいでしょう。


8分割した帯の交点を止めますが、この部分は四角で止めても良いですしXのかがりで止めても良いです。
好きなほうを選んでください。

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模様のしるしは、待ち針で!


お流儀によっては麻の葉部分のしるしを、ボールペンを使用してと教える所もあるようです。
お裁縫の世界では、ボールペンの使用はインクが糸を傷めるという理由で厳禁となっています。
どうしてもの時は、鉛筆を使用しますがこれも最小に、と言われています。


どうか、安直にボールペンや鉛筆などを使用せずに、待針でしるしをつけてください。
待ち針でしるしをつけて作ると、多くの針が手まりに刺さっている状態でかがります。
その為、糸を引っかけやすく、かがるのが難しくなります。
この作品は、難易度が中級になっていますが、かがり難さの為に中級になっているのだと感じました。


私も最初、地割は4等分だし模様も単純だから、この作品は作りやすいと思っていました。
しかし、作ってみるとそれなりに大変でした。
他にも4等分の作品にチャレンジしたとき、思ったより大変で、あなどれない4等分だと感じました。


「8つの麻の葉」の作り方


手まりのサイズは、直径10cmです。
地割は4等分です。

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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。