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猫と遊ぶのに手はダメなのですか?

#猫と遊ぶ #手で猫と遊ぶのはNG

猫の飼い方としての常識は時代で変わった


昔の日本の猫の飼い方は自由でした。
猫も家と外を自由気ままに生活していました。
猫によっては複数の家で餌をもらい、主人を複数持っていたというコも居たそうです。

35年ぐらい前から増えるといろいろ大変だから、避妊去勢手術をしたほうが良いです。
このように言われるようになりました。
そして最近の常識は、完全室内飼いになってきました。

社会の状況の変化を考えると、現在のように変化したのも仕方ないと感じます。
その為猫の飼い方が変わってきたことに、どうこう言う気はありません。
ただ1点、猫と遊ぶのに手で遊ぶのはやめましょう。
このように複数の方が言っていたのを聞きちょっと疑問に感じました。

私の言い分


お迎えした猫の今までの生い立ちで変わると言うのが結論です。
つまり飼い主の心構えと、その猫の生い立ちで手で遊んでも良い猫と、避けたほうが良い猫がいると考えています。

手で遊んではいけないと言う人たちの言い分


猫がヒートアップして人の手を傷つける危険があるからだと言います。
昔の猫の飼育書にはおもちゃで猫と遊んでいた時、猫が狩猟本能を見せるようなヒートアップする遊びは避けましょうとありました。

人と猫とが共に生きるようになったのは、ネズミ駆除だと言われています。
長い歴史の中、猫がネズミを捕らなくて良い時代になったのはつい最近の事です。
猫にとっての遊びは、人にとってのコミュニケーション、またはスポーツだと感じます。

人間と暮らすうえで、危険になることは避けなければいけません。
しかし全ての猫が人の手にじゃれるのがいけない、これについては異議を唱えたいです。

私が飼った猫


私は今まで何匹かの猫を飼ってきました。
初めて猫を飼ったのはまだ赤ちゃんの頃です。
と言っても先天性股関節脱臼で3歳までギブス生活だったと聞いているので、その頃の事だと思います。

隣の家で猫が生まれたと聞き、見に行きました。
私は歩けなかったので家の人に抱っこされて行ったらしいです。
まだ親から離すには早い子猫を貰ってきたらしいです。
そして毎日ミルクを飲ませに通ったと聞きます。
子猫の飼育を考えると離乳が済んだけどミルクが恋しい、生後3か月ぐらいと推測します。

その後母と生活するようになり、しばらくの間猫を飼うことが出来ませんでした。
結婚して何匹かの猫を飼いました。
一番多かったときは家に4匹の猫がいました。
当時の猫の入手方法は、知り合いの家からもらってくるのが一般的でした。

または捨て猫を保護してそのまま飼い猫にするケースも多かったです。
人なれをしていない野良の猫を、家猫にするケースは少なかったです。
猫は猫で人間と適度に距離を保っているので、人の手にじゃれる事もありますが、時間としては少なかったのです。
これは私が飼った猫の種類に関係するのかもしれません。

猫の育児書などには、お腹なども遊びながら触って異常がないかチェックしましょう。
このように書かれていました。

今飼っているブリちゃんは、初めてブリーダーさんから譲ってもらった猫です。
35年前にもブリーダーさんは居ました。
でも私から見たらブリーダーさんの所にいる猫は、血統証つきなのでブランド猫というイメージでした。
自分には手が出ない物と思っていました。

しかし時代は変わり猫の飼い方も変わってきました。
いろいろな状況を考えて、ブリーダーさんから猫をお迎えしました。

ブリティッシュショートは遊んでくれない


今までの猫とはずいぶん違う。これが率直な感想です。
おもちゃで釣ろうとしても、獲物を狙うそぶりはするのですが、陰に隠れて足踏みして尻尾をゆさゆさするだけで飛びついてこないのです。
人間のほうが飽きてしまってやめてしまいます。

飼って失敗した猫ランキングというのがありまして、その中にブリティッシュショートがいました。
飼いやすい猫として感じていたのに、なぜ?と思ったら遊んでくれない猫と言われていました。
これは大いに納得です。

うちのブリちゃんの個性なのかそれともブリティッシュショートの特性なのかは不明です。
ブリちゃんはおもちゃで遊ぶよりも、人の手で遊ぶのが好きです。
しかも毎日ではないです。
朝のほんの数分間、ちょっと人の手に絡みつくだけです。
数少ないコミュニケーションの時間と考えて、一緒に遊びます。

手で遊んではいけない場合


手に限らず、その遊び方は避けなければならないという場合があります。
それは人間に危険がある場合です。

以前私が飼っていた猫です。
ある方に保護されて、ご縁があって我が家に来ました。
その猫は、両手両足を広げて顔めがけてとびかかってくるのです。
子猫のうちは可愛いで済むかもしれませんが、1歳近くになると非常に危険です。
うっかり目に爪が入ったら失明の危険もあります。

保護した方は、可愛いとそのままにしていたそうですが、危険なのでやめるように躾けました。
このように小さいうちは良くても、大人になってからもその遊びをすると危険と思うような行動は避けたほうが良いです。

加減を知らない猫


保護猫のようにまだ人間に慣れていない猫も、うっかりすると傷だらけになりかねないので注意します。
通常は猫の社会教育を子猫の時にできるはずですが、何らかの事情で猫同士のとっくみあいなどが経験のないコも居ます。
そのような場合、手加減を人間が教える必要があります。
しかし人間もどう教えたらよいかわからない。
そういう猫と付き合う場合は、手を避けたほうが良いです。

猫は逃げるものを追いかける習性があります。
これは狩人だったころの名残りと言われています。
その為、引っかかれる、噛みつかれるなどと言う場合、人間は手を引っ込めそうになります。
これは怪我をしやすくなります。

手を引っ込めるのではなく、押し込むようにします。
噛みつかれた場合、口の中に手や指を押し込むと猫は苦しくて口を開けます。
生後3か月から5か月ぐらいの子猫であれば、躾けるのもそんなに難しくないです。
それより大きい猫は人間のほうが怪我をするリスクがあるので、手を出さないほうが良いです。

げっ歯類などは遊ぶときにグローブを使う場合もあるようですが、猫の場合はどうしてもそれをしなければいけない場面以外は、グローブを使わないほうが良いと思います。

我が家のブリちゃんは、素手だと手加減してくれました。
息子はジャージの袖で手を隠して遊ぼうとしたので、それなりに痛かったそうです。
このように猫のほうも、素手じゃないから何をしても良いよね?などと思っている場合があります。

トイレのしつけ


最近の猫のしつけ方では、ケージを使って中に布をおかずにトイレだけ入れて躾けるようです。
ところが時々、おしっこは砂でするけど大きいほうをトイレの外でするコもいるようです。
この場合どうしたら良いのか?というお話を聞きました。

昔の猫の育児書にはケージなど存在しませんでした。
その為、猫がトイレをしそうになったら(ソワソワする、前足で砂をかくしぐさをする、お尻をおろす)大急ぎでトイレの中に入れます。
トイレへ連れて行ったら前足で砂をかく動作を補助する。
このような方法で躾けていました。

ケージと砂だけでトイレのしつけが無理な場合、行きたそうなそぶりをみせたらトイレへ連れて行ってあげてください。
簡単に抱っこ等出来る事が前提ですので、抱けないような猫の場合は無理になります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。