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#5 手まり「あめだま」の作り方


希望販売価格700円(お試し版なので無料です)

#手まりの作り方  #「あめだま」の作り方 #イメージを色に置き換える #美味しそうなあめ玉はどんな色#白い土台で色を選ぶ


私の所では、1個目の作品を「あめだま」にしています。
これは自分のイメージの色を作品に置き換える時
作りやすい作品だと思うからです。


色あそび的な作品も作りやすい模様ですし
美味しそうなあめ玉をイメージして
そのイメージで色を選ぶのも良いでしょう。


また、地割が上手に出来なくても
最悪、地割をしなくても作ることが出来る作品です。



初めて作った作品


私が初めて、手まりのレッスンを受けたのは
小学校4年生の時でした。
母の所へ折り紙クラブのメンバーが集まり
一緒にレッスンを受けました。


同級生の何人かは、上手に手まりを作る事が出来ましたが
私は完全に挫折しました。
地割が上手に出来ず、
模様をかがるのも上手に出来ませんでした。


自分には手まりは不向きと思ったのです。


中学生になり、母が「あめだま」の手まりを作っていました。
私は、その模様であれば作れる!
そう思って作ってみました。


挫折した地割はせずに、目分量で糸を巻きました。
土台は、ビニール紐を刻んで、
ビニール袋に入れて作りました。


昔は近所にも、手まり作りをするお年寄りが居て
その方は、菊の模様の手まりばかり作っていました。
その方も目分量で作るので、地割はしていませんでした。

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お話を伺ったら、
菊しか習わなかったと言っていました。
上の写真が菊と呼ばれる手まりです。


私が初めて作った「あめだま」の手まりは
無事完成しました。
その時の色使いとほぼ同じものが、下の写真です。

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あるお教室のお話


あるお教室では、次に作る作品の糸を
自分で用意するそうです。
しかし、先生が刺繍糸の色番号を言い
生徒さんはそれをメモして糸を揃えるそうです。


母のレッスンも、好きな色を2-3色生徒さんに選んでもらい
その色をもとに、母が色糸を揃えてあげていたと聞きました。
 
 
私としてはそれで良いのだろうか?
出来上がった作品は、生徒さんの個性が出ていないのでは?
そのように感じたのです。
 
 
私がリアルでレッスンした生徒さんは少ないです。
しかしどの方も、ご自身独自の世界を作られていました。

私は茶色系の渋い色使いは、あまり得意ではないです。
しかし他の作り手さんの中には
茶色系でまとめながらも、
気品や豪華さが感じられる作品を作る方が居ます。


古い時代の手まりは、赤や黄色など鮮やかな物が多いです。
昔の日本家屋は、家の中が暗かったので
鮮やかな色は綺麗に見えたのだと思います。


しかし、渋い色使いもそれなりに美しいと思います。
茶色や灰色を上手に使う色使いは
私にとっては難しいですが、それはそれで良いと思うのです。


生徒さん独自の色遣いを手助けするのが
指導者の役割と感じています。
 
 

手まり作りはイメージのレッスン
 

私が最初に「あめだま」の手まりを選んでいるのも
イメージのレッスンがしやすいからです。


美味しそうなキャンデーや飲み物をイメージしてください。
食べ物でも良いです。
それは、どのような色をしていますか?


白い紙の上に3色、色糸を選んでください。
美味しそうなキャンデーや飲み物の色を
選ぶことが出来たでしょうか?


下の写真がイチゴミルクです。

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私が1つ目のレッスンに白い土台を用意しているのも
目で見た色がそのまま映しやすいからです。


他の色の土台だと、糸を選んだ時イメージ通りにならず
色の調整が必要になる事があります。
その為、1つ目のレッスンでは白い土台を使っています。


手まりを作るのに、きちんと地割をする事は大切です。
しかし、あめ玉の手まりは
目分量で地割をして作る事も可能です。


目分量で地割をすると、作れない模様もありますが
まず、1個作ってみるには良い模様だと思います。



「あめだま」の作り方


土台のサイズは直径5-6cmが良いでしょう。
あまり大きな物は不向きです。

土台作りについては以下のページを参考にしてください。



地割線の隣に糸を巻き、反対側へ移るところの糸運びがよくわからないと質問を頂きました。
流れに沿って糸を運ぶと綺麗に出来ません。
糸をコに運ぶか、Zに運ぶと綺麗に仕上がります。
私はZに運ぶことが多いです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は「4等分、8等分の地割(じわり)」について説明します。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。