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思った通りに作品が仕上がらなかった時

#手まり #手まりの作り方

時々イメージ通りに作品が出来ない時があります。
私の場合は、古いテキストや母のノートにある見本作品の糸と自分が使用している糸の太さが違うので、面積が足りなくなったり逆に余ったりします。
ほんの少しであれば調整をしますが、途中まで作っていてどう考えてもサイズが無理とわかる時があります。

または模様として糸3本では綺麗にできないので、糸2本にして細い糸のほうが良いという場合もあります。
こういう時に行う方法が、糸の太さを変えるか毬のサイズを変えるかのどちらかになります。
どちらの方法をとるにしても、今作っている作りかけの物はボツにするしかないです。

ボツにしないといけないとき、どうすればよいでしょうか?
以前ある方の記事を読んだとき、その方は全部ほどいてやり直したと言います。
これも1つの選択です。
でも私は、ほどくという選択をしません。

なぜならほどく時間がもったいないからです。
ほんの少しであればほどいてやり直す事もありますが、実質丸1日以上の作業であった場合私はほどきません。
時間が無駄というのもありますが、ほどいた糸も傷んでいるからです。

私は上から毛糸や綿を巻き、表面を調えて別の作品にします。
そして先ほど作りかけで失敗に気づいた作品は、再度最初から作り直します。
模様によっては多少のサイズが変わっても問題の無い作品がいくつかあります。
そういう作品を上から作ります。

ただこのように作りかけの作品をボツにして、上から作り直した時の欠点が1つあります。
それはどうしても完全に新しい作品と比べて重くなってしまうことです。
その為、上から作る作品は絶対に失敗しない模様を乗せる必要があります。
私の場合、絶対に失敗しない模様と言えば菊になります。
そして常に品切れ品補充で作る必要が出る作品です。

菊のほかにも作れる模様はありますが、制作頻度として菊とその変化形の模様に使用することが多いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。