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目と舌で味わう夏。日本橋屋長兵衛の「金魚すくい」

それを初めて見たのは、たしか成田空港のお土産ショップ。

一目見て、その美しさに心を奪われました。

残念ながらその時はお金がなかったので「また次回」と思い、買わずにいたのですが、その次回がなかなか来ない。

結果、1年以上経ってしまいました。


まさか、沖縄のイオンで出会えるとは。

日本橋屋長兵衛の夏限定のお菓子「金魚すくい」

透明なゼリーの中に、羊羹でできた赤い金魚と黒い出目金を泳がせたお菓子です。

夏を閉じ込めたような、その見た目は食べるのがもったいないくらい綺麗でかわいらしい。金魚もまるで本当に泳いでいるように見えます。

見た目が涼しげなだけでなく、味もさっぱり爽やかなレモン味。

羊羹でできた金魚は味と食感のアクセントに。

目で見て楽しい、食べて美味しいおすすめのお菓子です。


お近くの方はぜひ店頭で、そうでない方もAmazonで買えるので、ぜひ味わってみてください。


にしても、なぜ金魚をゼリーの中で泳がせようと思ったのか。

最高すぎやしませんか。

透明なレモンゼリーの中に映える赤と黒。


手のひらサイズにぎゅっと詰められた夏の風景。

見ているだけでワクワクしてきます。

わたしたちは、江戸時代の豊かな文化や歳時記を、和菓子づくりを通して現代へとつなげたいと考えています。 中でも、「粋」という江戸の人々の心に根付いた文化を現代風にアレンジし、和菓子と融合させ、少しの洒落を込めて発信してまいります。(日本橋屋長兵衛HPより)

「粋」という言葉を使いこなせるほど、僕は言葉や日本の文化に詳しくはありませんが、多分これは「粋」です。

いや、間違いなく「粋」です

今回逃したら次会えるのは来年の夏。

今年の夏を十分満喫した人もそうでない人も。

ぜひ一度「金魚すくい」を楽しんでみてください。


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