人をモノのように扱わないよう、自分を見張ること。

なんだろう。疲れているんだろうか。

些細なことでダメージを受けてしまう今日この頃。つい先日もちょっとモヤっとすることがあった。

もう書いて発散しないとやってられないので、思うまま書くことにした。

嫌な気分になる人もいるかもしれないので、嫌な方はここで引き返していただきたい。

一応、少しでもマイルドにするために、美味しそうなタコライスの写真を挿しこんでみたけど、効果はあるだろうか。

もし可能なら読んだ人に感想を聞いてみたい。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

学生時代にお世話になった人から、5年ぶりくらいにLINEが届いた。

久しぶりの連絡に「なんだろう?」と思いながら、嬉しい気持ちでLINEを開く。すると、メッセージの内容は「この人に投票してほしい」という選挙活動に関するものだった。しかも動画つき。




がっかりだよ。




なんだ。選挙運動かよ。久しぶりの連絡がこれかよ。

俺が上京するときに優しく送り出してくれた人だったので、特に挨拶もなく始まる文面に心底がっかりした。


その候補者がいかに素晴らしい人なのかを伝えたい。その気持ち自体はわかる。

ただ、その人の魅力を熱意をもって伝えるのではなく、投票してないならこの人に入れてほしいという一方的な押し付けはどうなんだろう。

その候補者のマイナスプロモーションにならないのだろうか。現に、俺はその候補者に投票する気持ちをなくしてしまった。

というか、それだけ投票してほしいなら導入部分の文章はせめて俺の名前入れるとかちょっと工夫をせんかい。

抑揚も熱意もなにもない事務的でつまらない宣伝文。

全く同じ文章をみんなに送っているんだろうけど、それでは送った相手全員に読み飛ばされることだろう。


ふと、大学時代の先輩を思い出した。

その先輩は「パソコンではこちらの熱意が伝わらん!」と舞台のスポンサーに送る手紙をすべて手書きで、しかも導入部分の内容を会社ごとに微妙に変えて書いていた。

あの先輩は元気だろうか。


まあ先輩の話はおいといて。

昔、お世話になった方なので無下にするの悪いと思い、どう返信をしようか迷っていたら翌日またLINEがきた。


前回のLINEと違って、開く前から嫌な予感しかしない。

そのままにしておくのも気持ち悪いので、とりあえず開いてみた。


すると、とってつけたような「あなたのこれからの活動、応援しています」というメッセージと、最後に「元気でね。」の一言が書かれていた。


「元気でね。」


たかが一言。

だけど、この一言にかなり俺の心はかき乱された。

「久しぶり」と昔を懐かしむこともなく、一方的に宣伝メールを送り反応がなかったら一方的にぶった切られる。

とても切ない気持ちになった。


俺は相手に対して何もリアクションをしていないけど何だろう、このモヤモヤ感は。通り魔に会った気分だ。

相手にとって俺は、自分に都合がいいモノにしか過ぎなかったわけだ。

ああ、モヤモヤする。


ってかなんだ。「元気でね」って。

あんたは俺の別れた恋人かなにかか。


もう今朝からずっとモヤモヤして仕方ないので、相手にラップの切れ目が見つからない”のろい”をかけることにする。

しかし、気付いていないだけで、きっと自分も同じようなことを誰かにしてるのだろうと思う。

顔が見えなかったり自分とは関係がない人間に対して、人は相手をモノのような扱いをしてしまいがちだ。

たとえば、コンビニの店員さんやTwitter上の相手だったり。

自分にとって損でも得でもない何でもない人への対応にこそ、その人の本質が出るんだろうなぁと思うわけですよ。


この人は「自分にとって有益かどうか」や「役に立つモノかどうか」ではなく、ちゃんと相手のことを人として見ているかどうか。

常に自分を見張ることは大事だなと、そんなことを思いました。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

最後に素晴らしいタコライスたちをこんな記事の箸休めに使ってしまったことを心からお詫びいたします。

どれも美味しいタコライスなので、興味ある方はぜひ一度食べに行ってみてください。


1枚目:「タコライスチーズ野菜」キングタコス長田店(宜野湾市)

2枚目:「チーズフォンデュタコライス」Cafe Little Ark(現在、移転準備により閉店)

3枚目:「シュリンプタコライス」チランガバンガ(埼玉県桶川市)

4枚目:「タコライス」3Bタコス(東京都台東区)

5枚目:チャーリー多幸寿(沖縄市)

サポートしてくれたら、小躍りして喜びます。