Club officer history

なぜかタイトルは英語、本文は日本語のスタイルですが、、、😅

Toastmasters clubというものは、教師とかインストラクターとかの指導的立場にある人がおらず、会員みんなで運営することになっています。

その中心を担うのが会長をはじめとするクラブ役員、英語でclub officersな訳です。クラブ役員には会長(President)、教育担当副会長(Vice President Education、略してVPE)、会員担当副会長(Vice President Membership 、略してVPM)、広報担当副会長(Vice President Public Relations 、略してVPPR)、書記(Secretary 、略してSec)、会計(Treasurer 、略してTre)、会場係(Sergeant-at-Arms 、略してSaA)の7人が会員の選挙で選ばれます。この他に会長の相談役的な立ち位置の前期会長(Immediate Past President 、略してIPP)もいます。

僕は2016年の7月にSergeant-at-Armsになって以来、2021年7月と8月を除いてずっとクラブ役員をして来ました。この2ヶ月間もShin-Osaka Leaders Toastmasters ClubのIPPだったので、それも含めれば入会直後の半年以外、ずっとクラブ運営の中心に居続けていることになります。ま、クラブごとに見ると一般会員だった時期もあるわけですが)

なんでそんなにクラブ役員をし続けているの?と思われるかもしれません。現に一度もクラブ役員を経験しないまま辞めていく人の方が多いくらいだし、クラブを立ち上げた人の中にも立ち上げ後一段落して以降、一切役員をしていない人もいます。(‪Nishinomiya TGIF‬ Toastmasters Clubのファウンダーもその1人)

僕が役員をしているのには2つ理由があります。1つはやりたがる人が足りないから。もう1つは自分がやりたいから。

役員をやりたがる人が少ないのは残念なことです。ま、仕事や家庭もあって時間に限りがある中で役員まで引き受けたら自分自身のスピーチの準備をする時間が減って入会した目的が達成しにくくなると考えるんでしょう。あるいは人をリードする立場になったことがなくて自信がないという人もいます。そんな背景もあって、2022年12月現在、Shin-Osaka Leaders Toastmasters ClubではVPE、Sec、Treの3つの役員を、‪Nishinomiya TGIF‬ Toastmasters ClubではVPMを担当していて、Shin-Osaka LeadersではVPM、VPPR、SaAのアシスタント、‪Nishinomiya TGIF‬でもVPEと VPPRのアシスタント、Senri Toastmasters ClubでもVPEのアシスタントを兼ねてます。しかし、これはもったいない話だと思うてます。役員をしないのは、Toastmastersで得られる経験のごく一部しか体験できてないと思うからです。

僕が役員を続けている理由の2つ目(この文章の流れ的に2つ目に置いてますが、実際のところはこっちが本命の理由です)は、その方が得だから。

なぜ役員をする方が得か? 2つ理由があります。1つはリーダーシップの練習ができること。もう1つは自分の理想を実現しやすいことですね。

リーダーシップの練習というのは、読んで字の如く、非営利団体でみんなの熱量がバラバラのToastmasters clubという組織を1つの方向にまとめて前進させることを通して、他の人とビジョンを共有すること、役割を分担すること、権限を委譲すること。人に動いてもらうこと、その他諸々、リーダーとして上手く前向きな影響力を行使する練習が否が応でも出来てしまいます。当然、全てがうまく行くはずもなく、失敗も経験します。人間関係に悩むような側面もないわけではありません。でも、それはToastmasters以外の組織でも当然起こることで、Toastmastersでの失敗は仕事や地域社会での失敗に比べれば圧倒的に影響が少なくてすみます。そんな機会、手にしないのは勿体無いでしょう。

もう1つのメリットは自分の理想を実現しやすいこと。上でも触れたように、会員にはいろんな人がいます。何を求めて入会するか、どういうスキルに注力したいか、どんな雰囲気を大切にしたいかなど、いろんな面で好みは分かれます一口にToastmasters clubといってもいろんな性格のクラブがあるのですが、同じクラブの中でもいろんな温度差はあります。その中でみんなが持ち寄る期待がそれぞれに影響を与え合ってそのクラブの雰囲気というかカルチャーというかが決まっていくわけです。そんな中で、運営の中心にいてクラブ全体にメッセージを届ける機会が多い役員という立場にあると、それだけ意思決定や合意形成に行使できる影響力が大きくなるわけです。自分が楽しく学べる環境を作り維持するのに関与できる幅が大きくなるわけです。その方が得られるものが大きいと思いません? もちろん、影響を与えやすいとは言っても、基本的には全会員で話し合った上で投票で決めていくものなので、好き放題できるわけではありません。仮にそんな権限が与えられていてもそんなやり方じゃ誰もついて来ませんよね。クラブに留まる義務はないわけで、気に入らなければ辞めて他のクラブに行く自由は全ての会員が持っているわけです。役員ができるのは会員に自らの理想を語り、そのメリットを語り、同意を得てその方向に進もうと思ってもらえるよう働きかけることだけ。それでも、自分の理想に近付けやすい立ち位置に立てるのは間違いないわけですから、やらない理由が見つからないというのが偽らざる気持ち。

なんでみんなやらないんだろう?

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