時よ止まれ

深く息を吸って
ゆっくりと吐く

体の感覚を研ぎ澄まし
足の指先から
頭のてっぺんまで
ひとつずつ
意識を向けて
確認していく

時は
スローモーションのように
大きな川のように
ゆっくりと
流れていく

そして
今という瞬間は
過去になっていく

今が
更新されていく

それは
背中を押されてるようでもあり
置いていかれているようでもある

どちらにせよ
この世界では決して
止まることが許されない

その事実に
押しつぶされそうなのは
自分だけだろうか

生きているということに
抗いたくなるのは
おかしいのだろうか

少しでいい
一度
立ち止まらせてほしい

ずっと息をしなければならない
ずっと歩き続けなければならない
ずっと生きなければならない

目まぐるしく動き続ける
この世界に
うまく適合できないのは
とても苦しい

時間の裂け目に潜り込んで
目を瞑り
じっと横たわりたい

時計の針の音に
耳を傾け
ヨガをしながら
そんなことを
考えています



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ten.

コメント4件

「今」はすぐ「過去」になると思うと、どうしようもなく焦ってしまうね。時間を止めて、考える時間を与えてほしい…。タイムマシンの発明は実現するのかしら。
何もしないから、ちょっとだけ休ませて...っておもいますね。。タイムマシンってどういう原理なんでしょうね。
自分以外の周りの時間を止められる能力を身につけたら、その能力使います?世界の時間は止まるけど、自分の時間は動き続ける。
自分が孤立したみたいに感じそうだから、一瞬使って、すぐやめるかもなぁ。
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