先日こちらの記事で自動車会社の売上台数を比較しましたが、今回は損益を比較したいと思います。ただ各社損益計算書の作り方は様々でapple to appleの比較は難しいので、今回もざっくり比較をしてみました。

1枚目は単純な売上高です。自動車以外の要素もあるので、単純な比較にはなりませんが、それでもトヨタは圧倒的です。逆に4輪で2位だった日産は、売上高で見ると3位なんですね。ホンダは2輪事業もあるので、その分売上高が高くなっているのでしょうか。

さて2枚目は4輪1台あたりの売上高を作成してみました。データは各社の売上高を前回比較した4輪の台数で割っています。さて、ホンダは2輪があるのでもっと低いのが正確と思いますが、トヨタは1台あたりの売上高が高いですね。トヨタは日本での売上台数比率が高いので、その分高い単価で売れているのでしょうか。

最後に売上のうち、原価・利益がどの程度の割合を占めているのかを比較してみました。売上高を100%とし、売上原価・販管費・営業利益で分けています。さてこうしてみてみると、意外と売上原価は同じぐらいなのですね。むしろホンダが一番低い。しかし利益率ではトヨタが高いのですよね。販管費に大きな違いがあって、ここがトヨタのうまいところなのでしょうか。トヨタ流原価低減ではなく、トヨタ流販管費低減ですかね。笑

やはりこうしてデータを並べてみると、面白い見識が得られますね。もちろんざっくり比較なので曖昧さがありますが、まずはこういった簡単な比較を一つ一つやっていこうかなと。次は鉄道メーカーとか、家電メーカーとかやってみたいですね。