上司が陥りがちな、なぜなぜ質問は、部下を受け身にするだけ
こんばんわ。とも★店長塾です。
私は裏でNLPを使った店長研修をしています。会社員がNLPを習って研修を行ったらどうなるか、を綴る日記です。
今日は、ダメ上司の口癖についてです。
実は生産的ではないんですね。
部下が失敗したときに「なぜできないんだ?」の質問。
コーチングだと思って言っているお馬鹿さんもいます。
これは、出来ない理由を求めてるんですよね?出来ない理由を考え出すと、アタマはいくらでもネガティブな思考に働きます。
上司「どうして出来なかったんですか?」
部下「はい、気をつけてはいたんですが...」
上司「だから、どうして気をつけていてミスしたんですか?」
部下「注意不足でした..」
上司「はぁ、、」
なぜなぜ攻撃は止まりません。
部下はどんどんネガティブワールドに突入していきます。
トヨタ式カイゼンでは何故を5回繰り返せ、というのが有名だからなのかも知れません。でも、これは製造過程の話であって、人に言うのは違います。
このような責任追及のための尋問は、部下を萎縮させた上に、何も生みません。
なぜなぜ攻撃の後に言うことは一つ。
「すみませんでした。私の責任です。。」
上司が、こう言わしたいのであれば、なぜなぜ攻撃の方がスカッとするでしょう。
上司も失敗してしまった理由を聞かないと会社に報告出来ませんから、ある程度は聞く必要があることは割愛します。すみませんでした、、と言わせたい、ただ反省させたいと会社へ報告のために知りたいのでは意味が違います。
なぜなぜ攻撃して来る上司はいませんか?
嫌ですね。
そういう、私も以前はたくさんしていました。当時は無知だったため、申し訳ない事をしたと思います。自分の心に余裕がなかったのもあります。
私はそんな無知な上司から派生する被害を早期に減らしたいと思います。
失敗に対し、なぜなぜなぜを5回繰り返すことができるビジネスマンだと勘違いしていたら大変です。
以上を、別な言い方で問題分析型コミュニケーションと言います。
それとは逆で、生産的な問題解決型コミュニケーションというものがあります。
これを知らないマネジャー、上司は多いかも知れません。
以下は問題分析型コミュニケーション、問題解決型コミュニケーションの違いです。
**a. 問題分析型:なぜ失敗したかにフォーカス 1. 何が悪かったのか?問題は何か? 2. なぜ、こんな問題が起きたのか? 3. どのように失敗したのか? 4. なぜ、そんなことをやったのか?/やらなかったのか? 5. 誰の責任か?(誰が悪いのか?) **
b. 問題解決型:どうすれば成功するかにフォーカス 前置き:「起きたことは起きたこととして…」「現状はともかくとして…」 1. 今から(次回は)、具体的にどのような結果を目指すのか? 2. その結果を得るためには、何をすればよいのか? 3. それができているということが、どのようにしてわかるのか? 4. 今回のことで学んだことは何か?
問題解決型コミュニケーションは、未来をみてますね。
過去ではなく、未来を。
なぜなぜ攻撃をするなら、
次、どうするのかを部下に話させるのです。
「次はこうします」
「いいね、そのために、今からやれることは何?」
「それが出来たらどう変わると思いますか?」
生産的ですよね。
ステキな上司です★
NLPの前提ではこうあります。
意識が向いているところにエネルギーは流れていく。
ネガティブな理由の引き出しにエネルギーを使わせるのであれば、新たなネガティブを引き寄せます。あーこわい。
今日はダメ上司の口癖について書きました。
見て頂き、ありがとうございます。
サポートが頂ける日は来るのだろうか。 コーヒー飲みながら気長にNOTEを続けます☕️