4月23日 わたしの春紫苑が満開になる時

今日は仕事でした

私の少年
ラウルと吸血鬼
ダンダダン
境界のRINNE

読みました

ラウルと吸血鬼のロゼさんが素敵でどうしよう

昔々に初めてスラムダンクの牧さんを見た時くらいに刺さったな
歳を重ねると癖というものも変わるのだなあ

先日から少し作業上、厳しい日が続いて、わたしは疲れました
どうでしょうね、定時に上がる為に時間内にギッチギチで作業するのと、余裕はあるが残業になるのと、どちらが疲れるのか 人それぞれだろうけども
わたしは定時に上がりたい一心で走り回ってギッチギチの数日でした 
それでも多少の残業にもなり 

疲れると普段は感じないような苛立ちが増え、心の中で中指立ててしまう事も多くなります 

立てられない足の指を含めたとて、4本が上限の中指がこんなに乱立するとは
さながら出勤途中の公園にたくさん咲いているハルジオンのようです 春だなー

ハルジオンは貧乏草と呼ばれますが、なぜなのかと由来を調べたら
「手入れをされている庭には咲かない花」
要は「手入れしてない庭に咲く花=貧乏な家の庭に咲く花」という、それはいささか暴論ではなかろうかという由来でしたが、疲れているわたしの心が貧しい為に、中指が乱立するのだろう
健やかさに貧しくなったわたしの中に咲く、春の中指ちゃん達なのだ

バイザウェイ話ですが、我が親はわたしに「紫苑」と名付けようとしていたそうです
理由は「インスピレーション」
「名は体を表す」という言葉もあるので、そのまま名付けられていたらもしかしてわたしは紫苑の花のように可憐で強い人間になっていたのかもしれません

結果的には色んな意味で中立っぽい名前になった40数年後のわたしは、心の中で中指立てながら「えーん、わたし性格悪いよー」なんて可憐でも強くもない、中立というか優柔不断な思いを抱えて、メソメソしつつ、おまけに雨も降ってきてトボトボお家に帰りました

その翌日はお休みだったので大好きなクリームパンを買いました
近頃は顔がムチムチしてきていたので控えていましたが、その日は自分を元気づけるために特別に

150円のクリームパンと安売り78円のクリームパンと悩みましたが、78円の方を買いました
この世のクリームパンは全ておいしいので、節約するに越したことはないのです

クリームパンを楽しくむしゃむしゃしながら、前日の事が反芻されるわたしの脳内 
「わたしは嫌な奴だ…」が頭をよぎらせつつもスマホをあちこちにスワイプスワイプしていたら

「あれやこれやで24億円を無断で使いこんだ人がおられますよ!」

24億…?億…?万じゃなくて億…?
24億あったら生涯クリームパンに困らないじゃない。と一瞬思いましたが、クリームパンどころの話ではありませんでした
「億」ですから。24「万」でも、生涯のクリームパン費に充てられます

これはこれは…もしかして…
150円と78円のクリームパンで10分ほど行ったり来たり悩むわたしは…良い奴では⁉︎
良い奴でなくとも、かわいげあるのでは⁉︎

「宇宙から見たら僕たちの悩みなんてちっぽけなもんだよね」的着地にて、わたしは自己肯定を回復させ、乱立していた中指ちゃん達と共にぐっすり横になり…
翌日には新たな気持ちで仕事に臨めたのです

バイザウェイ話ですが、わたしの名前はちょっと能天気っぽい名前です
とても気に入っています

そしてその数日後
「クリームパン食べ過ぎて顔がムチムチになっちゃったから、クリームパン断ちしてるんです。ダイエットです。」と先輩に話すわたし

「えー!全然太ってないよー大丈夫だよー!え?あー顔につくタイプかあ。
私はさ、顔が小さいのが悩み。クリームパン食べてみようかなぁ。食べた事ないかも。
毎日食べたら顔が少し丸くなってくれるかなあ?」と先輩

そしてまた眠っていた中指ちゃん達は、ハルジオンのように咲き乱れる

春だなぁ





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