見出し画像

【滋賀】琵琶湖疏水① 取水口から三井寺へ。境内の広さにびっくり! もっと時間があればなあ。

お盆を過ぎ、ほっとするような涼しい風が吹く。夜になるとコオロギが鳴き、秋が近づいているのを感じる。新涼。本格的な秋になったら、琵琶湖疏水をたどって散策しよう。桜に紅葉、蹴上インクライン、南禅寺の水路閣など、見所がいっぱいある。手はじめに、琵琶湖から疏水に水を取り入れる取水口から、近くにある三井寺(長等山園城寺)に回ることにした。

琵琶湖疏水は、明治維新による東京遷都の後、第3代京都府知事の北垣国道が京都の活性化のために計画した。明治18年に着工し、5年後に大津から鴨川合流点までが完成(第1疏水)、さらに伏見までが明治27年に完成した(鴨川運河)。それから約20年後、水と電力需要が増大したため、第1疏水に並行して第2疏水が建設された。おかげで市民の飲料水が確保でき、水力発電で路面電車も走るようになった。疏水は130年近くたった現在も使われている。

・・・などということは知っていたが、琵琶湖の水をとりいれる取水口は見たことがなかった。いざゆかん。

京阪電車の三井寺駅で下車し、北東へ歩みを進める。第1疏水の取水口はすぐ見つかった。ジブリの映画に出てきそうな、かわいい建物がある。県道558号高島大津線の向こう側に、広々とした琵琶湖が見える。

画像1
第1疏水の取水口
画像2
反対側には琵琶湖が見える

第2疏水の取水口と洞門は、少し北側にあった。

画像3
第2疏水の取水口と洞門

ここから三井寺を目指す。琵琶湖に背を向け、山の方に歩みを進める。

いま住んでいる京都から近いのに、実は三井寺に行くのは初めてだ。大津に行くのも久しぶり。いつも暑さを理由に、猫と自宅にひきこもってばかりいるからだ。

いかんいかん、もっと外に出なければ。

10分も歩くと立派な仁王門が見えてきた。

画像4
仁王門(重要文化財)

1200年以上の歴史がある三井寺は再三の兵火にあった。豊臣氏や徳川氏の力で再興され、現在も国宝・重要文化財など、貴重なものが多く残っている。

受付でパンフレットを見て驚いた。広っ! 恥ずかしながら、これほど広いとは知らなかった。閉門までに全部回れるかな。不安になる。思わず小走りになった。

画像7
金堂(国宝)の奥に鐘楼(重要文化財)がある
画像6
観月舞台(県指定文化財)の上の空は秋の気配
画像7
西国十四番札所観音堂(県指定文化財)
画像8
遠くに琵琶湖が見える

とりあえず駆け足で、西国十四番札所観音堂に到着。ぜいぜい息を切らせてツクツクボウシが鳴く境内を走りながら、自分が嫌になった。なんか、私の人生って、こんなことの連続だよね? 要領が悪過ぎる! 朝早くから大津入りして、ゆっくり回ればよかったのに。もったいなかった。
くよくよしても仕方ない。気を取り直して眺めを楽しみ、木々のトンネルを抜けて下に降りた。しっかり、おやつ(力餅)も食べた。
伊勢神宮に行った時も思ったけれど、自然と一体化した場所にいると、いつの間にか、本当に心がやすまる。
今日は残念だったけど、また来ればいいや。

帰宅すると、NHKで大津市歴史博物館の企画展「仏像をなおす」(9月4日まで)が紹介されていた。チェックしていた展覧会だ。博物館は、今日行った所のすぐ近く。
しまった! ここに行くのを忘れていた。

というわけで、琵琶湖疏水取水口の周りは、とても見所が多いです。初めての方は時間に余裕をもって出かけ、ゆっくり楽しむことをおすすめします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?