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【母の介護について】…少しずつ。⑤

この時期に、ケアマネの方に相談をして、私も介護士(ヘルパー)の資格を取ることにしました。
他の方の介護をすることはありませんが、母の介護は、長く続きそうだったこと。何ができれば良いのか?知りたかったこともあり、その時に2級を修得しました。

ヘルパーさんの仕事といっても色々…。見守り、身の回りのお世話は、身体的なことや、家事などもあり大変な仕事だと思います。

意外に不便なものだなぁと感じたことは、
ヘルパーの方は、当然本人のことしかしない。
家族がいれば、基本、家族が炊事洗濯などはする…つまり、家族が忙しく仕事をしていても、お洗濯を一緒にしてしまうとか、食事をついでに作ってもらう、または片付けてもらうことはできない。

当たり前の事なのですが、本人だけの物となると、
洗濯機は、別々にまわす。お鍋やフライパンも別に使う、時間がズレる、時間がかかる。

そして、たしかヘルパーさんは、1時間で一区切り、2時間までは同じ人にいてもらう事が可能だったと思いますが、これもヘルパーさんの仕事の都合で、必ずと言うわけにいかず、私が仕事で出かけるのに、行き帰り1時間とすると、私が現地で仕事をしていられる時間が1時間ギリギリ。

別のヘルパーさんに交代してもらうにしても、直接と言うわけにはいかず、その場に家族がいなければならない。
理学療法士の先生に来て頂く時も、ヘルパーさんに任せておくと言うことはできず、単身の方は、分かりませんか、家族が先生をむかえる。と言う形だったと思います。

なので、仕事をしながら介護をする場合は、やはりどこかに負担がかかって来ることは確かで、「親の介護のため、お稽古に来れません」と言う方々がいる。自分のための時間をとることが難しい。と言うことが、この時やっと実感として理解できました。

うちは、お弟子さんたちにもお願いして、パート的に、来てもらい、お買い物や、炊事洗濯をお願いしていたので、父と私を助けてくれるお弟子さん達や時々ついて来てくれる子どもさん達と、ヘルパーさん達、訪問リバや、マッサージの先生方らと、毎日やや賑やかに、母の介護をすることができました。
そのおかげで、母も子どもさん達との時間を楽しんだり、お弟子さん達とお話しすることも母には、良いリハビリになっていました。

西川陽子

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