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【学べる毎日】① 舞踊かつら

受け継がれていく伝統と技術、そしてそこから生まれて行く新たなテクニック。

名古屋舞踊かつら英さんでは、主に、歌舞伎等で使われる時代かつらと、芸者衆など、生え際が自然に見える(あみの)かつらを作っています。

子どもの頃から見慣れているかつら合わせや、地金をトントンと叩いていく土台作りも、あらためて説明を受けると知らなかった事がたくさんあります。

毛は一本一本、地金に貼りつけるための網に刺して行きます。コテで(ジューっと)髪の毛を伸ばし癖をとります。
下準備には、すごく時間をかけますし、一人一人の頭に合わせて地金から新しい物を作ったり、調節をしたり…。

旧のかつらと言われる時代物の女形のかつらは、毛の分量が多く厚みがあるので、くしを2つ使い結っていく。

昨年、YouTube撮影のためにお弟子さんのエリサベスさんをご案内して、色々とお話しを聞き、女形(文売り)のかつらが結い上げるところを見せて下さいました。

普段は、なかなか見ることができない体験でした。

ありがとうございました。

西川陽子

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