3/25 徳島ヴォルティス


待ちに待った1勝がやっと…。
試合以外での話題が今まで以上に勝利が遠い実感がありましたが、とりあえず今季初の勝ち点3をゲットしました。今季は赤字クリアの課題もクラブとして抱えているので可能な限り出費は抑えて欲しいです。そのうえで本人からの申し出が無い限り大槻監督路線は継続だと思っているので、限られたなかで監督にも選手にも頑張ってもらい、ここからの巻き返しに期待です。

まずはメンバーから

スタメンは前節から変更はありません。ベンチには前節途中出場した玉城選手から高橋選手が復帰となりました。前節ベンチ外の櫛引選手と酒井選手は今節もベンチ外となりました。先週公開されたトレーニングレポ―トにも映っていなかったのでこの2名のベンチ外は想定内でしたが、3連戦が控えていることもあり早期復帰を願います。

結果はみなさんご存じの通り苦しい展開ながらも川上エド選手のゴラッソで1-0のウノゼロ勝利。相手のオフサイドや決定力不足に助けられたかたちとはなりますが、勝負の世界では結果が全てなのでこういった運を味方につけられることは大事ですし、この1勝で終わらせないことが大事だと思うので、できなかったところを監督・選手で修正して次節ホーム戦でも勝ち点3をゲットして欲しいです。

■守れ切れてはいなかった守備
前述の通り、相手のクオリティ不足と審判のジャッジ(これもクオリティに含まれるかもしれませんが)のアシストがあって勝利したことに変わりはないと思います。今年から奪う位置を高くしたい(=攻撃力を高めたい)意図は見えていますが、現状これがほとんどハマっていません。H岡山戦こそ田頭選手をボランチ横に配置しセカンドボールへの意識を強くすることで最終ラインの1つ前でのボール保持を意識できていましたが、この試合ではポゼッション志向の相手にボールを握られる展開が多く、そのうえ奪いにいく守備を行った結果、前線でのチェイスを交わされてサイドで1vs1となる場面が多かった印象です。また後半から出てきたチアゴアウベスのチャンスシーン含め、サイドを崩されて中に侵入されたときの守備の不安定さも拭いきれていません。もちろん相手選手の技術力に力負けしていたのは事実ですが、組織ではなく個の勝負に持ち込まれてしまうその過程での改善に期待したいです。個人的には運動量も大きく起因していると思います。

■カウンター攻撃の実用性
この試合の得点は自陣PA付近からのセットプレーの守備からでした。
➀相手のセットプレーを弾いたところの相手選手(チアゴアウベス選手)へのチェックが早かったこと+そこで奪い切れたこと
➁縦に早くではなく一旦左サイドに佐川選手が開いたところにボールを出してタメを作り佐川選手が逆サイドの川上エド選手を見ていてパスを出せたこと
③田頭選手が右サイド大外で囮になったこと
➃川上エド選手が逆足を振り切ったこと
この全てが揃って実った得点だと思います。この試合ではサイドチェンジの意識も見られたので、最近のザスパであまり見られなかったカウンター、ショートカウンターの戦術が浸透してくればもっと勝ち点は積み上げられるはずです。ただそれと同時に守備の安定が絶対条件になるのでカウンターを見据えた守備整備も個人的には見たいです。

■この勝ちをどうするか
今回の勝ち方は大槻監督の予定していた勝ち方ではないと思っています。ですが結果としてこのようなかたちで勝つことができました。今回の勝利のどの部分を見て勝因と大槻監督が考えるのか個人的には非常に興味があります。最近の大槻監督はかつてほど拘り過ぎていないように見えるので、やり方を変化させる=順応させていく未来もあると思います。あとはそれがどれだけのスピードなのかになってくるので体現させたい人、体現する人たち次第かなと思います。加えて離脱者が多いなか今週のような連戦はザスパにとって間違いなく非アドバンテージです。特にボランチの運動量の部分で風間選手のフル起用はどこかで無理が出てきてしまうので、大畑選手が本職に復帰したCBの序列含めベンチワークには期待をしたいと思っています。

恐らく大分戦に行くことはできませんが、もちろんDAZNから応援を続けます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?