J2 2024(ルヴァン杯) ザスパ群馬vsSC相模原

「やはり群馬は風が強い」
そう思わせてくれた(?)ザスパ群馬初ルヴァンカップでした。風はプレーする選手にとって敵であり味方だと思うのですが、観客からすると味方の見方をするのが難しいですね…。味方にするのであれば小型手持ち風力発電なのかなとくだらないことを考えながら試合開始までの時間を潰しました。

■雑感
さて、この試合のメンバーですがこのような陣容となりました。

注目だったCBはまさかの城和選手・酒井選手のリーグ戦コンビでした。流石に中野選手をここで使うのはまだ早いという大槻監督の判断だと思いますが、週末の千葉戦を考えるとローテーションをさせたかったところでしょう…ここはオフの編成の影響が出てしまった点だと思いますし、大畑選手を右SBで使うオプションがあるのであれば、どう考えてももう1人CBの選手獲得をすべきでした。
また、リーグ戦に出ておらずベンチ入りもならなかったメンバーとしては、船橋選手、岩元選手、川上選手、高橋選手、齊藤選手が挙げられます。齊藤選手はプレビューで離脱中との情報があったことから予想通りでしたが、その他4選手ももしかするとコンディション的な不調があったのかもしれません。船橋選手は第1節でベンチ入り→第2節ベンチ外を考えるとコンディション不良かもしれません。現状怪我人のリリースはオフィシャルから出ておらず、このままリリースが無ければ軽症であることが見込まれますが昨季の特徴として怪我をする選手が少なかったことが挙げられるので、カップ戦が増えた今年において時期問わず選手の離脱は痛手です。
※一応ウインドーはまだ閉まっていません(2024年3月27日まで)

試合のほうに話を変えると、ご存じの通り幸先よく先制をするもののPK献上により同点、90分経っても決着がつかず延長線突入ののち4-1でザスパが勝利をおさめました。

選手にフォーカスすると今季初出場の北川選手の豪快先制弾はやっとFW北川が見られた瞬間で、特別嬉しかったサポーターも私含め多かったのではないかと思います。左サイドは山中選手、菊地選手の縦関係になりましが杉本選手、中塩選手コンビに見られなかった縦に早い攻撃が随所に見られました。もちろんここは山中選手個人の技術によるものも大きいですが、ザスパの左サイドを所謂“やられなかった”ことが大きいと思い、右DMF藤村選手含む守備の頑張りがあったからだと思います。前節ザスパ初先発ながらも結果が残せなかった和田選手は途中出場ながら2得点の大活躍。佐川選手は身体を張りながらダメ押しとなる4点目を奪う活躍。身体の強さにばかり目がいきがちですが、身体の強さを利用したボールの運び方やキープも上手ですし、2点目に佐藤選手に出したパス(確か佐川選手)を見ても分かる通り足元の技術も高くあのパスは何となく長倉も出しそうなパスだなと勝手に思いました。

■ターンオーバー
やらしい見方をしてしまうとルヴァンカップは所詮カップ戦です。賞金もJ1含むJ1・J2・J3全チームから上位4チームに入らないと入ってきません。原則1stラウンドまで下位リーグ(同カテの場合順位)で開催させてもらえるメリットはあるものの、ここにどれだけ注力すべきかは大事になってくるでしょう。
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優勝:賞金1億5千万円、Jリーグカップ、メダル
2位:賞金5千万円、楯、メダル
3位:1クラブにつき賞金2千万円、楯
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もちろん相手がJ3だから負けてはいけないというプライドやリーグ戦で勝てていないなかで勝利体験といった得られるものは多くあると思うので、必ずしもお金だけで判断できないことは重々承知ですが、それでもレギュラークラスのCBを120分で続けることになったのは開幕前には想定していなかったことでしょう…。

■別の方向でヒートアップしてしまった試合
私自身、レフェリーに対して一定のリスペクトは持っているつもりで、VARが無い試合で判定のせいで試合に負けたと思ったこともありません。ただ、昨日の試合はレフェリーにもっと頑張って欲しかったなと思いました。やはり適度にカードが出ないと両チームストレスが溜まりますし、やったもん勝ちになり怪我に繋がってしまいます。藤村選手へのタックル、菊地選手のチャレンジ、それらが延長の菊地選手へのタックルに繋がってしまったと思っています。藤村選手へのタックルと菊地選手へのタックルは明らかに足裏が入っていますし、水口選手は菊地選手へのタックルのあとの態度は見ての通りです。さらに試合終了間際のコーナーフラッグ付近での時間稼ぎでは相手選手の後方から勢いをつけたタックルがあるなど勝ったものの小学生の子供たちには見せたくないと思えるプレーでした。
とにかく現時点で大きな負傷の報告があがってきてなさそうなので、昨日出場選手に何もないことを祈ります。

■千葉戦に向けて
またまた風が強そうです。雨は降らないものの夕方からのゲームということで体感温度は低いかもしれません。昨季のH千葉戦は9,000人近くの来場があり、3割くらいジェフサポのように見えました。現状チケットに×がついていませんが、是非たくさんのアウェイサポに来てもらい、今季リーグ戦初勝利を見届けたいです。

千葉戦が近づいたらまた書きます。

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