サポーターって何なのだろう

サポーターによる行動は時にはチームを後押しし時にはチームの足を引っ張ります。そんなサポーターとは一体何なのか、個人的な考えをまとめてみます。一部(というか全部)意見がご覧いただいてる皆様と異なることもあるかと思いますが、あくまで"個人の意見”としていただければと思います。
最終的にこんなのサポーターじゃないという感想を抱くかもしれませんが、それでもいいと思っています。サポーターとは勝手で自由な存在なので。

■サポーターはどこまでいっても『無責任な存在』
クラブにとって我々サポーターは対価を支払っていれば顧客の1人であり、クラブへ対価を支払っている以上クラブから我々に責任は生じています。我々の支払っている対価は「チケット」や「物販」「ファンクラブ(休止中)」「アシストパートナー」等といった個別サービスが対象となっており、このサービスに対して不履行があれば何らかの補償を求めることはできます。
では、サポーターがクラブから負わされている責任は何かと考えると、これはほとんど無いのかもしれません。ほとんど無いというのは、もちろん上記の契約内容にサポーター側の非があればその契約の通りでクラブに対して補償が必要となりますが、それ以外はどれだけチームの成績が悪くても膨大な赤字を抱えていても不祥事を起こそうともサポーターには一切の責任はなく、責任はクラブが負うものです。(サポーター本人の暴動等は除く)
このことからもサポーターという存在はクラブ・選手に対して『無責任』な位置づけにいると認識しています。

■サポーターとは『勝手(自由)にチームを応援する』存在
前述の通り、サポーターとはクラブからの責任を負うべき存在ではありませんので、私はそのような無責任な存在のなかでサポーターは『勝手にチームを応援する存在』であると思っています。
勝手に試合に行くし
勝手に声出すし
勝手に飛び跳ねるし
勝手にスタグル買うし
勝手に寄付や勝手にチラシ配るし
時には勝手に勝敗予想やスタメン予想もします。勝手にという言葉を付けることで馬鹿にしているように聞こえてしまったら大変申し訳ないのですが、この"勝手"があるからこそ自分のやりたいときに応援ができます。誰からも強制されていない自由な存在こそサポーターの醍醐味です。

■私が言いたいこと
前述を私の前提として結局のところをまとめます。

・少なくともクラブはサポーターのものではない
最近のクラブ内部のことで嘘か本当か分からない情報が日々飛び交っておりクラブの現状を憂う人たちがいますが、クラブの問題はクラブが解決するべきでありサポーターが首を突っ込むべきものではないと思います。なぜならサポーターには責任が無く、クラブはクラブのものであるからです。例えば自分がこだわりを持っているものに対して他人からケチをつけられるのは誰しもが嫌だと思います。それくらいクラブはクラブものですし、少なくともサポーターのものではないです。「クラブのため」「チームのため」「選手のため」が本当にその通りなのか?勝手にそう思っているだけではないか?という冷静さは失ってはいけないと思います。個人的に感情に由来する言動は人間である以上コントロールが利かないのは仕方がないと思っているので、厄介なのは冷静を装っている干渉系のサポーターなのかもしれません。

・サポーターがクラブに求められるのは金額相応
→不思議なことになぜかクラブに干渉できると思っていて干渉できないから不満を零すサポーターが一定数います。しかし対価を支払えばクラブに干渉できますし、大株主になればもっと発言力は強くなります。もし「対価を支払っているのに干渉できていないのはなぜだ」と思う人がいるのであれば、それは対価以上のものを得ようとしているということなので戦略を変えたほうが良いと思います。世の中にタダのサービスなんて滅多にありませんし、タダのサービスの裏にはどこかで努力をしていて回りまわってタダではないことを理解したほうがよいと思います。


最後になりますが、サポーターの行為は結局全部自己満足なのだと思います。結局これに尽きると思います。私ももちろん自己満足でサポーターやっていますし、そういう自己満足で成り立っているのがJリーグかと思います。自己満足の集団をコントロールは至難の業ではあると思いますが、是非クラブにはこの自己満足の集団を上手に手のひらで転がして欲しいです。

なんとなくまとまったようなまとまらなかったようなですが、とりあえず私はまだ自己満足なザスパサポーターでいる予定です。


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