対長崎戦といえば「嫌な相手だな」と思うサポーターも多いのではないのでしょうか。私自身アウェイ長崎戦に２度ほど行ったことがありますが、いずれもどうすることもできないで終わった試合でした。そもそも長崎の攻撃陣に外国籍選手が多いという点はありますが、長崎の外国籍選手には毎回やられてしまっている印象です。

さて、試合当日は晴れており気温も30℃近くまで上がりましたが、適度に風があり日差し以外は非常に観戦しやすい天候でした。
今節のメンバーはこちらです。

甲府戦で得点を決めた北川選手がとうとうスタメンに名を連ねました。北川選手といえば出場すれば活躍するけれども、どうしても彼の特徴から本職ではない色々なポジションを任せられがちで本職である前線で出る機会がありませんでした。しかし本職のポジションで出場した試合は前節の甲府戦を筆頭として、昨季のホーム清水戦やホーム水戸戦など結果は残してきました。
またボランチでは風間選手が今季リーグ戦で初めてベンチ外となりました。ボランチは天笠選手、藤村選手の出場が難しいことから風間選手がいないと控えボランチ０人という状況になってしまうことからも、非常に心配なところです。順調にいけば天笠選手は次節より復帰になりますが、まさかの右利きボランチ０人の状況になります。
関係無い話で恐縮ですが、今節はスタメン4人ベンチ4人が左利きということで、18人中8人の約半数がレフティです。日本人の9割が右利きということ（諸説有）を考えると、レフティであることは１つサッカーの武器になりますね。
※永長選手ベンチ復帰も嬉しいニュースです

なお、試合結果はご覧の通りです。

今季何回目か分からないくらいの開始早々の失点を喫すると、続けざまに失点を重ねてしまいたちまち0-2に。前半のうちに北川選手の得点で1点を返して１点差にするものの、その後追加点を奪うことができず1-2の敗戦となりました。今季を象徴するようなアッサリとした失点は未だ直らずですが、攻撃は北川選手と川上選手の連携を始めとして形はでき始めているように見えました。特に北川選手が下りてきてエド選手から北川選手にワンタッチパス、そこから北川選手が中に運んで逆サイド展開や中央攻撃といったバリエーションに幅が出ていたように思えます。

■直らない失点、抑えられた失点？
今節も２失点と複数失点を喫したザスパですが、個人的には正直もっとやられてしまうと思っていました。もちろん２失点したあともピンチ自体はありましたが、なんだか後半の守備は昨季の「なぜか失点しないザスパ」と重なりました。もしかするとそうあって欲しいという願望がそう見せたのかもしれませんが、何か復調の兆しが見えたような気がします。
とはいえ後がない状況には変わりがないので、これが兆しではなく本格化されることを長く待つことはできないですが、もし時が戻せるならもう少しこの行く末を見届けたいと思ってしまいました。

■サポーターとクラブの対立
長崎戦は私も現地で試合を観戦しました。試合終了後は選手スタッフがゴール裏に挨拶に行った後に私も会場をあとにしてしまったため、経緯はおろか状況が全く分かっていないこともあり何を言える立場にないのですが、サポーターの立場についての個人的見解は「株主ではないので会社に口出しするべき立場にはいない」というスタンスのため、今回の動きについては理解ができかねます。
X上では元々運営側が約束していた説明（話し合い？）を反故にしたことが発端というような書き込みがありましたが、そもそもそれを行うか行わないかは運営側の自由なので、それが無いから居残りを行うという思考は前提からおかしいと思っています。
自分の好きなザスパを守る（？）ための行動であることはもちろん理解できますが、それが本当にザスパを守る行為なのかどうかというのは考えたほうが良いのではないかと思います。その行為がもしかするとザスパで働く人たちにとっては「ふざけるな！」という行為であるかもしれないことを少しでも考えたことが果たしてあるのでしょうか。ザスパはサポーターのものではなく、１つの会社です。その１つの会社には色々な人が色々な思いで働いていますし当然資金源として株主の存在もあります。想いだけでプロサッカークラブが成り立つのであれば誰も苦労はしません。
私は常々思うのですが、
　お金が無い、乗っ取り文句→筆頭株主になる
　運営に文句→スタッフになる
　監督に文句→監督になる
　選手に文句→選手になる
どれだけ熱い心（？）を持った人で熱い行動（？）をとる人でも上記のような人を見たことがありません。サポーターという立場でなんとかしようとしてなんともできずに文句を言うばかりです。

本日臨時のサポカンが開催されます。
YouTubeでのライブ配信もあるため、現地には行けませんがネットで視聴しようと思います。
是非建設的なサポーターとしてのいち意見が出ることを願います。