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$旗本退屈男 謎の大文字



$概要
出典検索?: "旗本退屈男"ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2022年10月)

直参旗本・早乙女主水之介を主人公とする痛快時代小説。昭和4年(1929年)4月の「文芸倶楽部」に初登場し、以後11作が発表された。また、昭和初期のサイレント時代から昭和中期までに市川右太衛門主演で映画化された作品は計30本を数え、テレビドラマとしても何度もリメイクされている。

決め台詞は「退屈じゃ退屈じゃと、退屈まぎれに罷り越せばこの始末」、「ええい、この眉間の傷が目に入らぬか」などである。

早乙女主水之介

“さおとめ もんどのすけ”と読む。人呼んで旗本退屈男。数え33歳。元禄時代に活躍した徳川将軍家直参旗本で、無役ながら1200石の大身。本所割下水の屋敷に住む独身。他に使用人が7名同居。身長五尺六寸(約170cm)というから当時としては容貌魁偉な大男だった。剣術の達人で「諸羽流正眼崩し(もろはりゅう せいがん くずし)」という無敵の技を習得している。その他にも武芸十八般に通じ、軍学にも明るい。しかし太平の元禄の世にあっては自慢の技を振るう機会に恵まれず、「退屈で仕方ない」が口癖。外出時は黒羽二重の着流し、蝋色の平安城相模守(刀の銘)を落とし差しにし、素足に雪駄履き、深編笠がお馴染みの出で立ち。清廉潔白な性格で、権力の腐敗を憎み、相手が将軍でも直言を厭わない。一方で下々には慈悲深く、庶民とも気さくに交わるため、江戸っ子からは「退屈のお殿様」と呼ばれ親しまれている。
トレードマークは額に受けた三日月型の「天下御免の向こう傷」。これは長州藩の悪侍7人組と斬り合った時に受けた刀傷。小説では胆力と剣技、そして額の傷を「天下御免」としているが、映画では徳川将軍より天下御免の御墨付きを受けたという設定。またテレビドラマ版(北大路欣也主演)では、先代の将軍が次代を決めるにあたって真剣での勝負を催し、綱吉の代理人として立ち会った際に相手の代理人の片腕と引き替えに受けた傷ということになっている。


$『ご存知!旗本退屈男』(ごぞんじはたもとたいくつおとこ)は、1988年昭和63年)から1994年平成6年)に掛けてテレビ朝日系列で放映された東映制作の単発テレビ時代劇シリーズ。北大路欣也主演で9本制作された。

あらすじ

頃は江戸時代元禄年間、徳川幕府5代将軍・綱吉の治世。無役の身で有りながら将軍家直参旗本である早乙女主水之介は、自らに降りかかる火の粉を払いながら、必殺の剣技「諸刃流青眼崩し(もろはりゅう せいがん くずし)」を駆使し、幕政を脅かす不穏な勢力に敢然と立ち向かう。

概要

NET時代の1973年から1974年に掛けて全25話が制作・放送されたテレビシリーズ以来、約14年ぶりに単発のシリーズとして復活した人気時代劇の傑作。主演は東映時代劇で早乙女主水之介を当たり役としていた市川右太衛門(1973年版でも主役を演じた)の次男・北大路欣也。親子二代にわたって主水之介を演じた。また、早乙女家の用人・笹尾喜内を、映画版で喜内を演じた堺駿二の実子である堺正章が演じた事も話題を呼んだ。

キャスト



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