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現ラブライバーから見たスクフェスの終わり

先日Xを見てたらスクフェス2がサービスを終了すると発表された。
その時の私の心情は以下の通りである。

「はえーな、でもまぁ俺もやってないし、周りのオタク見てもほとんどやってねーからしゃーないな。」

先に言っておくと私は一回ラブライブを追うのを辞めた人間である。そして上記の心情は出戻りラブライバー1人の個人的な感想にすぎないが、それでも同じように考えている方は少なくないと思う。
しかし、こんなあっさり終わってしまっていいものだろうか。
10年以上続いたスマホアプリタイトルだぞ。
せめてスクフェスの何が楽しかったのか、そして何故終わってしまったのか。今の私が納得するくらいの言語化はしておかないと”あの時の私”にスクフェス2が終わったよと声をかけてあげられない気がしてきた。
“あの時の私”ってどの時だよ?って?そりゃ、、、



スクフェスとの出会い期

スクフェスと出会ったのはμ'sの映画公開前くらいだったと思う。
「流行ってるからやっておいた方がいいよ」と誘われインストールした。そしてこれがラブライブとの出会いでもあった。
多分私以外にも同じ経験をした方は少なくないだろう。あの時のラブライブは本当に社会現象だった。当時アニメの服を着ている人間に「いいTシャツ着てんじゃん!ラブライブだろそれ?」と聞けば「ラブライブです」と答えたに違いない。とにかくそれくらい流行っていたのだ。

スクフェスを始める前、音ゲーといえば太鼓の達人だった私は音ゲーなんか無理だ。下手くそだし。と友人に言っていたのだが、いざプレイするとHARDがちょっとフルコンできないくらいだったため、できるようになりたいという気持ちからすぐにのめり込んだ。これならできる!とずっと練習した。
それからすぐにアニメも視聴した。そしてすぐに映画が公開されると知り、嬉しくなった。調べてみるとG’sマガジンという雑誌での連載もあるらしい、気がつくと私は雑誌も買っていた。カラオケに行けばμ'sの楽曲をいれ、ゲーセンに行けばフィギュアを獲得するまで粘り、遊びに行く場所はラブライブに関係のあるところだった。
私は当時ラブライブで埋め尽くされた時間を過ごしていた。特にスクフェスをやる時間はたくさんあった。

あの時の高揚感は素晴らしいものだった。
社会がそれまで日陰だった二次元コンテンツを認めている。私の好きなコンテンツを認めている。私も認められている気がした。私のアイデンティティこそラブライブである。若気の至りではあるが、本気でそう思った

デレステとの出合い期

いや、バチボコ浮気しとるやないかーい。
でも私以外にもデレステ始めた人いたでしょ。デレステは3Dでキャラ踊るんだよ?そりゃやるでしょ。みんな可愛いし、
シンデレラのアニメって面白かったし。
ただ、まぁスクフェス辞めてたか?と聞かれるとそんなことはなかった。デレステは音ゲーとしての難易度も上がっており、音ゲーをスクフェスしか遊んでいなかった私にとってはスクフェスの難易度が心地よかったのだ。別にデレステにハマるということはなく、結局スクフェスをプレイしていたと思う。

でもスクフェスの時間が減っていったのは事実だと思う。ラブライブというコンテンツ以外にも楽しいものがたくさんあるから。
そしてなんとなくそんな気がしてたけど、発表されたんだ。μ'sのファイナルライブが。

μ'sのファイナルライブとAqours始動期

今調べててびっくりしたんだけどほんの少しだけμ'sとAqoursって活動期間重複してんだね。

話を戻しまして、μ'sのファイナルライブが決定の前後でラブライブ!サンシャイン!!が発表された。
私の心境としてはラブライブだし、今回はスタートから追うことができるぞ!やった。くらいの感覚だったが、当時のラブライバーの中には「μ'sが好きなので」,「μ'sが頑張って積み上げてきたものが全部取られちゃう気持ちになって、、、」と少なからずAqoursに対して肯定的ではない人も一定数存在した。
でも私には関係ない!ラブライブがずっと好きなんだと思っていたから。

ファイナルライブ当日。私は片方だけ現地参加できた。最初で最後の現地観覧。
隣の友人は私にスクフェスを教えてくれた奴ではなかった。スクフェスを教えてくれた友人は今でも友人ではあるけれど、すでにラブライブからは離れていた。
あるいは私の心も実はあの時にはすでに少し離れていたのかもしれない。

μ'sファイナルライブ終了からしばらくしてラブライブ!サンシャイン!!のアニメが始まった。G’sマガジンで予習していた私はワクワクしていた。曜ちゃん、果南ちゃんが可愛いな、推し決めるならこの2人かなと思いながらアニメを見ていた。
ごめん、この後の話はちょっと割愛させて、、、

ラブライブを離れた期

ラブライブを離れたきっかけは忙しくなっただけ。
本当にそうだった。沼津は何回か行ったし(ゲーマーズ沼津店オープン日とか)、AqoursのCDも買ったりしてたし。
でもあの時は別に真剣に取り組まないと行けないことがあった。
だから離れた。
とこれを書く前は思ってた。でも今と比べると忙しくない。
そういえば、この時にはすでにスクフェスもログインすらしていなかったな。

結局私はラブライブ!サンシャイン!!の映画を公開から約1年後に観て一旦ラブライバーを辞めた。

虹ヶ咲で帰ってきた期

忙しい時間が少し落ち着いた時、ちょうど虹ヶ咲のアニメが始まっていた。
私にとってラブライブは過去の作品ではあったものの、「まぁ、観ておくか」くらいのノリで観た。

これがめっちゃハマった。1話の段階では「ラブライブの始まり方だなぁ」と思って見ていたが、2話で評価がガラッと変わった。「これは面白いぞ」と
かすみが歩夢に『スクールアイドル像を押し付けていた』ことが、以前意見がぶつかったせつ菜と同じことをしていたと自分で気づき、反省、成長した上でライブをする。
たった一話の中でこれができるならこれは凄い作品になるぞ!と思った。
そして私の中で回を重ねるごとに確信に変わっていった。
ヒトリダケナンテエラベナイヨーという人間に変わってしまった。
アニメ1話毎に生放送もあり、キャストが嬉しそうにアニメについて語るのを見ていると私も自然と嬉しくなった。

ラブライブから離れていたこともあり、虹ヶ咲はスタートから追っていたわけではなかった。そのため私は調べ直した。その結果虹ヶ咲のコンテンツは今でも古いコンテンツが残っていることがわかった。私はすぐにいろんなコンテンツを見ていった。

結果として私は虹ヶ咲2期,にじよん,OVA共に全て満足して見ることができた。BDも買った。毎話楽しみで仕方がなかった。本当にアニメ虹ヶ咲に出会えてよかった。完結編も今から楽しみだ。

虹ヶ咲に出会って、ラブライブ熱が再燃した頃スクフェスを久しぶりに開いた。
多分1曲くらいしかやらなかった。

異次元fesと蓮ノ空

2023年12月9日,10日異次元fesがあった。正直人生で一番良かったライブだった。アイドルマスター側もラブライブ側も全てを出し切った最高のライブだったと思う。
ラブライバーの私もウンババはめちゃくちゃ楽しかったし。

だが、私個人的な感想として一番の収穫は蓮ノ空だった。
コンテンツとして一年経たずにキャストがあのライブを行なっているだと…?
すぐリンクラを始めた。そして蓮ノ空について調べた。そしたら出るわ出るわ膨大な数のコンテンツが。楽曲だけで40曲以上、それを一年で?
調べる限り何がどうなったらここまでのコンテンツを作り上げることができるのか不思議だった。これをラブライブで???なぜ見つけることができなかったんだ?
いや、甘えてたんだ、虹と蓮の二刀流なんてできないと決めつけてしまってたんだ。
コンテンツを一通り見た私は既に蓮ノ空のことすきすきクラブに入部していた。
Xを見回すと、私と同じように異次元fesを期に蓮ノ空のことすきすきクラブに入部した人をわんさか見た。
そして、今の盛り上がり方に少しだけ懐かしさを感じるな。

今の私のスクフェス2の状況は“New Year’s March!”を聞いたのを最後にログインしていない。

過去の私へ

お前は10年近くたった今でもラブライバーだ。スクフェスは終わるけど。
今の時代、コンテンツ供給量は凄まじい。虹ヶ咲はμ'sを越える7thライブが決定していたり、蓮ノ空も週3回配信がある。AqoursやLiellaもライブにアニメに大忙し。そしてコンテンツ供給量が凄まじいのはラブライブだけではない。サブスクで色んな映像作品が見放題だし、ゲームもずーっと遊べるようなものが増えてるし、クォリティの高いコンテンツが山のようにある。

そんな中、スクフェスはお役御免となったみたい。
スクフェスしかない時代ではなくなったんだ。

終わりに

私の思いを書き殴りました。ここまで読んでくださりありがとうございます。
一応スクフェスが終わってしまった理由を自分の中では整理できました。
ありがとうスクフェス。

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