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我が家のエンターテイメント

ここ数日夫と盛り上がっていることがある。それがコレである。

カスカスの歯磨き粉

もう年末年始のころから「そろそろ新しい歯磨き粉買っとかなきゃね」なんて、話していたっけ。

あれから1ヶ月、彼(カスカスの歯磨き粉)は今ももっている。ギリギリのところで、カスカスに絞り出されても尚、いまだもっている。

「もう無理よね」と思わせる状態においてもいつも通りの分量を出してくれる歯磨き粉の彼に日々感動すら覚えている。

「いやー、厳しいでしょ、これは」

「でも意外とちゃんとまだまだやってけるよね」

いつからか夫とわたしは、歯磨き粉のがんばりに目を向けるようになっていた。

もうコレは生き様を見せてくれているのだ、きっと彼はエンターテイナーなんだ。

たとえ自身がカスカスになろうとも、いざ舞台の上に立てば、なんなく仕事をしてみせる。お客さん(わたしと夫)にはそんな心配一切させずに。

そんな彼、今日の今朝まではこんなカスカスなのにも関わらず、ほんの一押しでいつも通りに出てくれていた。

しかし、今夜はいつもと様子が違い、終わりを思わせる出方をしていた。

「あぁ、今までもってくれて、楽しませてくれて、そして魅せてくれてありがとう!」そんな心の準備をしている。少しの寂しさと共に…。

今夜はむらたさんちの歯磨き粉はエンターテイナーだ、の話でした、ではまた。

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