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言葉の生成と分解

FBやnoteに投稿するということは、言葉を紡ぎ出すことに他なりません。シュタイナーによると、我々が死ぬと、これらの言葉の分解に取り掛かることになるのだそうです。つまり、言葉はアーエーイーオーウーなどに分解しながら、世界に響き渡ることで、霊的なものが誕生するのです。そして、そのようにして宇宙の周辺部から響いてくるものが死者にとっての感覚になるわけですが、多分、これは言葉の死と復活ですね。では、サーバーに残った我々の言葉はどうなの?と思われるかもしれませんが、それこそ正にアーリマンの仕業ですね(^^;
Zerfall ist da zu gleicher Zeit Geburt des Geistigen, Entstehung des Geistigen. Während man den Zerfall in unsympathischer Weise als etwas Unschönes empfindet wie jede Zerstörung, enthüllt sich von der andern Seite gesehen diese Zerstörung als ein Aufleuchten des Geistigen, das dann verstanden wird in dem Verklingen. Es ist, als ob das heilige Wort weit hinausklänge, hinausstrahlte, und im Hinausstrahlen sich eben in seine vokalischen Bestandteile auflöste, die dann hörbar sind wie aus der Peripherie der Welt herein, und dann hörbar machen den Sinn des Todes, den Geistsinn des Todes.
「崩壊とは、それと同時に霊的なものが誕生するということ、霊的なものの出現でもあります。人はどんな破壊でも、その隠滅を何か美しくないもののように、何か思いやりのない仕方で感じるのですが、反対側から眺めたときのこの破壊は霊的なものの閃光としてその姿を現わします。そのとき、霊的なものが消えゆくものの中で理解されるのです。それはあたかも聖なる言葉がかなたへと響き、輝きわたり、そして、輝きわたる中でそれを構成する母音の要素へと解消するかのようですが、そのとき、その要素はあたかも宇宙の周辺部から聞こえてきて、死者の感覚、死者の霊的な感覚に聞こえるようになるかのようです。」(シュタイナーGA183「人間生成学」第8講より、私訳)

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