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<特集>学生のうちに知っておきたかった!社会で必要な考え方(第二弾)

前回の記事に引き続き、
企業様の人材採用、育成支援の仕事をしている中で、
多くの経営者様や人事のご責任者様、ご担当者様に
共感していただけることが多い考えをピックアップし、
お伝えができればと思います!

▼第一弾の記事はこちらです!

自分自身、
「学生のうちに知っておけたら、会社選びが変わったな~」
と強く感じる視点ですので、
皆様が就職活動や転職活動、今後のキャリアや人生を考える際に
少しでも参考になれば幸いです!

ということで
「学生のうちに知っておきたかった!社会で必要な考え方」
第二弾は
ズバリ「自責で捉える」です!

「自責で捉える」って?

ここで言う「自責で捉える」というのは、
自分が関わる物事に対して、
自分自身に責任があると捉えてみよう

というお話です。

身近な例を挙げますと、
友達と喧嘩をしてしまった時、
自分が何気なく放った一言で相手を怒らせてしまったとしましょう。

その時に、
「このくらいで怒るのはおかしい」
「なんで理解してくれないんだろう」
と相手に問題があると考えてしまうのは「他責」ということになります。

その逆で、
「自分の言い方に問題があったのかな」
「相手の言うことをちゃんと理解できていなかったかもしれない」
と自分自身に問題があったのではないかと考えることが
「自責で捉える」ということになります。

このような問題が起きた時に限らず、
部活動や文化祭などなど、
誰かと一緒にひとつの物事を進める場合でも同じです。
この試合に勝つためには、文化祭を成功させるためには、
自分がやらなくてはと責任をもって関わることも
「自責で捉える」ということになります。

どうして自責で捉える必要があるのか?

物事によっては自分に問題はないように思えることもあるかもしれません。
自分が頑張ったところで結果は変わらないと思えることもあるかもしれません。

それでも、なぜ自責で捉えることが大切だと思うのか。

一つ目の理由は、
他責思考のままでは自身の成長がないからです。

ここからは私自身の経験談です。
私は営業の仕事をしているのですが、
お客様とやりとりをする中で
自分では伝えたつもりでも、まったく伝わっていなかった
もしくは、全く違った認識で伝わっていたということが
今まで度々あります…。

この時、
「自分は間違いなく伝えた」
「お客様が聞いていない、理解できていないのが悪い」
と捉えてしまうと、どうなりそうでしょうか?

自分は悪くない、相手が悪いということになりますので、
自分に改善すべきこと何もない=変化しない、成長しない
ということになってしまいますよね。

実際、客観的になって振り返ってみると
確かに自分の伝え方が分かり辛かったことが分かり、
それ以降、伝え方を変えてみたら、
やりとりがかなりスムーズになったことが何回もあります。

他にも身近な例を挙げると、
部活動などで、自分はこんなに練習していて、
能力もあるのに部活のレギュラーに選ばれない
監督は特定の子をひいきにしているに違いない。
というのも陥りがちな志向かもしれません。

もしかすると、
自分の言い方は人にはきつく聞こえているのかもしれない
監督の求めるプレーには合わない部分があるのかもしれない
その問題を改善できれば、
もっと多くの人とより良い関係性を築けたかもしれない
より自分のプレーを高められたかもしれない
そんな成長の機会をずーっと逃してしまうことになります。
それって勿体ないですよね。

そして、二つ目の理由が
他責思考の人が集まっても、物事が前に進まないからです。

こちらもさきほどの例から考えると、
文化祭でなにか出し物をしようと思った時、
誰も責任を持たず、誰かがやってくれるだろうと
人任せにして指示を待っていたらどうなるでしょう?
何も進みそうにないですよね。

これは会社でも同じです。
上司が、社長が、会社が、
誰かなにかをやってくれると思っている人の集まりになったら
どんどんダメになっていきます。
だから、企業は採用においても
「自責で捉えられるか」言い換えるならば、
「主体性、当事者意識」を重要視しているんです。

自責で捉える際のポイント

自責で捉える際の思考のポイントは
自分を責める のではなく
自分に責任があると認識し、どうすればよかったかを建設的に考える

ことです。

「自分はダメな人間なんだ…」と
自分のことを責め立てるのみだと
思い詰めてしまい、心身の不調にもつながってしまいます。

そうではなく、
起きた物事に対して
・自分のどんな行動が引き起こしているのか?
・またその行動の元となる自分の思考はなんだったのか?
と責めるのではなく、冷静に自分と向き合い、
・じゃあ、今後自分はどのように行動すれば良いか?
自身のコントロールできる範囲で改善策を考える
そんなイメージです。

***********

なにかうまくいかないことや問題が起きた時はもちろん、
自分がなにか物事に関わる時は自分に責任があると認識して関わる、
「自責で捉える」ということ是非試してみてください!
最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!


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