神戸市で教師になろうか悩んでる人へ② 「悪の教典」としての神戸市

かなり憂鬱です。
でも、続報が入ったのでこの件は②を書きます。
今後は、神戸市の事なんて考えたくないので基本無視します。
ここに住むのは勧めません。神戸市の教師になりたい?正気ですか?
神戸市は市民の税金の重みがまるで分ってないし、子供にも平気でコロナワクチンを勧める自治体です。

まず、前回記事を読んでください。

いじめ問題について、神戸市は第三者委員会を設置しました。
とにかく、上のリンクを読んでください。神戸市のいじめ隠蔽の歴史はものすごいです。
その第三者委員会の結果が出たようです。
第三者委員会はいじめがあったと断定し、神戸市が隠蔽したと強く批判しました。でも、神戸市教育委員会は隠蔽については認めませんでした。

「悪の教典」というのは貴志祐介さんの有名な小説です。
この小説は、生徒を凌辱しまくる教師が主人公で、読んでると憂鬱になってしまう大嫌いな小説です(ちなみに「新世界より」は凄くお勧め)。
悪の教典という言葉は神戸市にピッタリだと思います。
前回記事では、かすかな希望は残されているような含みを残しましたが、神戸市にはもう希望も可能性も残っていないと思います。ここには住むべきではないです。

被害者は15年間にわたり16回も陳情を行い、第三者委員会の設置が認められたようです。被害者の陳情に応え、神戸市が自ら設置を認めて自分たちで費用を支払って設置したわけです。その結果を受け入れないってどういうことなんでしょうね。前回記事でも書きましたが、裁判所は既にいじめを認めており、加害児童の多くもいじめを認めているのに、それを自分たちは認めずに、余計な費用を払って第三者委員会を設置したんです。最初から明らかに税金の無駄遣いなんです。自分たちから認めれば余計な費用は掛からないんです。自分たちから認めるのが嫌だったから、最初から第三者委員会に言わせていじめを認めるつもりだったんでしょう。でも、隠蔽まで指摘されたから、それは認めない、ということなんだと思います。

めちゃくちゃ税金の無駄遣いしてるんですよ。
弁護士の費用やら、この問題にとられる公務員の時間やら、もの凄いと思います。

こんなことになってしまうのは、裁判所や弁護士を下に見ているからだと思います。そもそも、日本が法治国家だということを理解できてないと思います。小学生以下なんですよ。そのレベルの人達が教師やってるんです。社会を形成する上で一番大切にしなくちゃいけないものを軽視する人たちが、なぜ子供に教える立場に立てるのか?何を教えることができるのか?私は不思議でなりません。

そして何より、教育委員会が自ら設置した第三者委員会の指摘を認めないって、、。今後、様々なところに影響を与える可能性を考えると、まさに悪の教典と言えると思います。まさに、悪のお手本としての神戸市です。政令市なのにこんなレベルなんです。でも、政令市をお手本にする自治体は多いです。他の自治体でこの悪の教典を真似するところが出てきてもおかしくないです。

それから、神戸市は子供にも平気でコロナワクチンを勧奨する自治体です。神戸市は明石市と違って、全員に接種券を送るようです。明石市は申請方式だそうです。神戸市は子供の命を軽く考える自治体です。本当に子育て世帯は注意した方がいいと思います。下のリンクを見て下さい。

明石市も申請方式を採り、個別には通知せず、市の広報やHPのみで知らせる。担当者は「接種率を上げないといけないという前提ではなく、打ちたい人が打てる環境が整っていれば問題ない」。一方、神戸市や尼崎市などは対象者全員に接種券を送付する。(一部抜粋)

教育委員会の体質と同じです。自分を省みることができないんです。
自分を省みて方向修正できるのとできないのでは大違いです。
神戸市は子供の命に関わることなのに方向修正できないんです。これは本当に恐ろしいことだと思います。
神戸市に住むくらいなら明石市に住んだ方がいいです。
(追記:長尾医師によれば、全国有志医師の会が主体となって全国の自治体首長宛てに子供にコロナワクチンの接種券を送らないように要望書を送るなど、積極的に活動されていたそうです。)

おわり

追記(5/18)
MBSが動画でこの件について詳報していたのでリンクを貼っておきます。
いじめメモ隠ぺい事案も衝撃でしたが、この事案も詳細を知ると本当に衝撃です。個々の事案も酷いですが、あれだけ酷かったいじめメモ隠ぺい事案を経験しても組織が変われないというのは本当に驚きです。わたし神戸市が自主的に第三者委員会を設置したのかと思ってましたが、そうではなく、被害者が15年にわたり16回も市議会で陳情していたそうです。本当に驚きました。16回の陳情の結果、神戸市はようやく第三者委員会の設置を認めたそうです。(上の文章はその事実に合わせました。)その時にいじめを認める覚悟ができていたのではないでしょうか。もしそうなら、税金の無駄遣いなんてせずに真摯に謝罪すればよかったのでは?なんだか、動画を見ると、人の心がまるで感じられませんが、神戸市は本当に大丈夫でしょうか。この動画を見て、わたしは本当に恐ろしさを感じてしまって、腹立たしさが急速に薄れてしまいました。腹が立つのはある程度理屈が通用する相手だという前提があるわけですからね。議会でも平気で虚偽答弁をしてたようですが、そこまでしていじめの事実って隠さなきゃいけないものなのでしょうか。これマジでやばいですよ。内部から批判ないんですかこれ。わたしには本当に全く理解できなくて、腹立たしさよりも怖さを感じました。MBSがなんだか核心に迫ったような口ぶりで、この動画、本当に怖いです。思ってた以上に問題の根が深そうですけど、そもそも組織としてのガバナンスが欠如している感じがします。わたしは二度と住みたいと思わないし、文中では神戸に住むべきではないと強い表現を使っていますが、神戸が大好きで強い志のある人が少しでも良い方向に変えていくしかないと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=0MT-7RaXJwE

追記(5/19)
MBSはさらに核心に迫る報道をしていたようですのでリンクを貼っておきます。「熱中症で体調不良を訴えていた柔道部員が顧問から腹を蹴られて死亡した」って何ですかこれ?なぜ一つしかないはずのいじめの調査記録が二つあるの?負の連鎖が続いてきて今に至るという趣旨の動画です。この動画は、内部にまともな人もいることを感じさせる動画になっていました。ネットが関連リンクを勧めてくるのでついつい見てしまいましたが、もう見ません。社会問題に関心のある私もさすがに気が滅入ってしまいました。
https://www.mbs.jp/news/feature/scoop/article/2022/04/088739.shtml

追記(5/22)
教育委員会は、結局、隠蔽を認めて謝罪したようです。
これ書いてないと意図的に書いてないように思われても嫌だったので追記しました。
追記したのでついでに書かせてもらうけど、須磨水族館ってシャチを見世物にする予定って本当ですか?noteに書いてる人がいるのを見てびっくりしました。わたし、イルカショー見たことあるけど、あれ、大嫌いなんです。動物を見世物にするのはやめた方がいいと思います。自治体が動物を見世物にするってどういう神経してるんでしょう。そんな感覚だからいじめを隠蔽したり子供にも平気でコロナワクチン打たせるのでは?そういう価値観って本当に通底しているものだと思います。過去はともかく、今はそんな時代じゃないです。時代を読めてなさすぎ。持続可能な社会を目指しながら、一方で動物虐待って矛盾があるし、戦略的にも頓珍漢すぎるでしょ。命を大切にする、住民を大切にする、生態系を大切にするっていう基本を忘れすぎ。基本を忘れて、神戸市をとにかく有名にしたい、税収を増やしたいって一般企業みたいなことやってるからおかしなことになる。阪神大震災からいったい何を学んだんですか?自治体としての品格(ブランド力)が急速になくなっていると感じます。わたしの知る限りまともな神戸の人は、大阪と違って落ち着いて暮らしやすい所が神戸の魅力だと言う人が多い。差別化を忘れてただ箱ものを増やすだけの発展を目指すなら、住民からすれば大阪に引っ越した方がいいってなると思います。とにかく、自治体としてのアイデンティティを感じられないし、凄く色んな点で矛盾の多い自治体だと感じます。巨大な石炭火力発電が稼働をはじめた一方で、自治体が水素社会を謳ってるとか、もう、色々と矛盾しすぎてて神戸はまともな人にとっては住むに値しないところだと思います。嘘が多すぎるんですよ。シャチを見世物にしようとする自治体が市立博物館でジブリ展やってるとか、矛盾してると思います。神戸市行政の最大の欠点は、住民をそういう嘘を見抜けない間抜けな市民だと思い込んでいるところだと思います。でもまあ、日本人自体、日本社会自体が劣化してるので、どの自治体もそうなってしまうのかもしれないですね。昨今はどの自治体もカネ、カネ、カネで決して神戸だけの問題ではないのかもしれません。ただ、政令市がそういう姿勢だと、他の多くの自治体に影響を与えて日本の劣化が加速すると思います。

追記(6/1)
須磨水族館が昨日で閉館したというニュースを見ました。本当に来年シャチが来るんですね。私の感覚だとありえないことだったので、神戸市がいったいどういう意図を持っているのか少し調べてみました。それで、私が調べた範囲では、具体的に書かれていたのは以下に貼った箇所でした(全文は一番下に貼りました)。私には恐ろしい文章に感じましたが、そう感じるのは私だけでしょうか。殆ど声を上げている方がおらず、私の感覚がおかしいのかな、とちょっと思ったりしています。

更新は以上です。
記事を読んでくださった方、ありがとうございました。

追記(6/12)
神戸市教育委員会は結局いじめの隠蔽を認めなかったようです。
本当に意味不明なダメ組織ですね。被害者に直接会って面前でそれを言い放てるんだから立派な組織です。被害者の面前でそれを言い放ってるんですよ。信じれらないです。本当に人間なのでしょうか?
もう追記はしない予定でしたが、これはちゃんと追記しないとだめだろうと思ってまた追記しました。
わたしはこの事案は人間が持つ根源的な性悪さが如実に表れている事案だと思います。「教育」や「法」というのは、人間のこのような根源的な性質をコントロールして社会の秩序を維持するためにあると思いますが、神戸市教育委員会は自分たちが本質的にどういう使命を帯びているかをまるで理解できてないと思います。上でも言いましたが、本当に小学生以下です。社会を良くしてゆこうとする動機をまるでもっていないように感じます。こんな連中に育てられた子供がまともな大人になるとは思えません。神戸市で教師になろうなんてまともな人間の感覚ではないです。絶対に勧めません。
ということでこれで本当に終わります。

(以下、報道より転載)
12日、市教育委員会の長田淳教育長や当時の担任などが男性と面会しました。
この中で、当時の担任は「当時のクラス内での行為はいじめだったと思うか」と質問されたのに対して、いじめがあったと初めて認めました。
また、教育長は、第三者委員会が指摘した市教委側の対応について、「故意かどうかは別にして、世間でいう隠ぺいと言われてもしかたがない」と述べる一方、「いじめそのものを隠ぺいしたとは思っていない」と述べました。
一方、男性側は、12日の面会で、市教委からの謝罪には応じられないとしました。
面会のあと、男性は「誠心誠意の謝罪をしてほしかったが、それとはかけ離れた結果となって残念だった。きょうで今回の件に区切りをつけたかったが、気持ちの切り替えにはまだ時間がかかる」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20230612/2020022157.html






(以下はリンク先記事の保存)

神戸市のいじめ問題 第三者委の報告書受け男性が市に要望書

05月12日 12時09分

18年前、小学5年生だった神戸市の男性が当時、同級生からいじめを受けたと訴えた事案で、調査を続けてきた第三者委員会の報告書が11日に公表されたことを受けて、男性は、報告書の内容について、教育長が自身に直接、説明することなどを求める要望書を市側に提出しました。

18年前、小学5年生だった神戸市の男性が当時、同級生からいじめを受けたと訴えた事案について、3年前に市の教育委員会が設置した第三者委員会は、調査報告書をとりまとめ、11日に公表しました。
報告書では、いじめがあったと認定するとともに市教委側が対応をまとめたメモを開示しなかったことについて、「継続的な隠ぺい行為であると評価されてもしかたがない」などと指摘しました。
報告書を受けとった市教委は、いじめがあったことを認めて謝罪した上で、「故意に隠ぺいを行ったとは考えていない」としています。
これを受けて、12日、男性が市役所を訪れ、報告書の内容について、要望書を提出しました。
男性は、教育長などが自身に直接、説明することを求めるとともに今後、市長が主導して教育委員会の再生に取り組むべきだとした上で、再発防止策を講じるよう求めています。
要望書の提出に先立って会見を開いた男性は「報告書の内容にはとても満足していて、長く思い出したくもない期間がきのうで終わると思ったが、市教委が隠ぺいを認めなかったことで、これからも苦しみが続くと思った。市教委には、私の目の前で直接、説明してほしい」と述べました。




(以下はシャチの展示に係る神戸市の見解(HPの保存)※文中の【シャチの飼育】という項目)

https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/shise/kekaku/kezaikankokyoku/suma_renewal/suma_renewal_faq.html#%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AF

須磨海浜水族園・海浜公園再整備【水族館】のFAQ(よくあるお問い合わせ)

最終更新日:2023年2月3日

須磨海浜水族園・海浜公園再整備【水族館】についてのFAQ(よくあるお問い合わせ)

開園から30年以上が経つ須磨海浜水族園の建て替えを機に、海浜公園がより豊かな時間を過ごすための場となり、須磨海浜公園エリア全体の魅力を向上させるものとなることを目的として、須磨海浜水族園及び海浜公園を一体的に再整備する民間事業者の公募を行い、この度再整備を行う事業者を決定しました。

ここでは、須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業のうち水族館に関するよくある質問と回答を紹介します。


Q1. 再整備のスケジュールは?(今のスマスイはいつまで?)

須磨海浜水族園は、本館、さかなライブ劇場、世界のさかな館、アマゾン館、ラッコ館、ペンギン館、イルカライブ館などで構成されておりましたが、本館以外の施設については2021年2月末で営業を終了いたしました。
2021年4月以降、本館以外の施設については解体工事に着手しており、須磨海浜水族園は2023年5月まで本館のみの営業となる予定です。
その後、2024年春ごろに新水族館がオープンする計画となっています。

Q2. なぜ再整備するの?

須磨海浜水族園は昭和62年に開園しました。開園から30年以上経過した今では、設備をはじめとして全体的に老朽化が進行し、来園者のニーズに十分に応えられていない状況が生じていることから、専門家からも、施設の老朽化に伴い展示施設が陳腐化しており、高揚感を感じるような施設ではないと厳しい意見もいただいています。
このような中、今後も長期にわたり持続的かつ安定的に運営していくためには、抜本的な再整備を行い、施設の魅力をさらに向上させ、これまで以上に集客を図る施設を実現することが必要であるとの考えのもと、再整備(建て替え)する方針としました。また、再整備の実施にあたっては、民間のノウハウと資金を活用し、少ない財政負担でより魅力的な水族館を実現するため、民設民営(民間事業者が施設の整備から運営までを行う)という手法としました。 


Q3. 料金はどうなるの?

【基本料金設定について】
新水族館は、民設民営(民間事業者が施設の整備から運営までを行う)の施設となるため、料金体系は、施設の魅力と利用料金との調和をはかり、集客性や採算性を考慮の上、民間事業者自身が決定することになります。
新水族館の基本的な料金は、大人(高校生以上)3,100円、4歳以上中学生以下の子ども1,800円、3歳以下は無料となります。

【神戸市内の子ども料金について】
須磨海浜水族園が長年市民に親しまれ、子どもたちに水族とふれあう場を提供してきたことを考慮すべきとの市会や市民からのご意見も踏まえ、事業者の公募において、市内中学生以下の子ども料金について、本市が一定額を負担することを条件に、低額な料金設定とすることを求めました。
その結果、市内の子ども料金については、4歳~中学生は通常1,800円のところを、小中学生は年1回500円、4~6歳の幼児は年1回無料で入場していただけます。

【遠足など学校行事について】
須磨海浜水族園が長年市民に親しまれ、子どもたちに水族とふれあう場を提供してきたことを考慮すべきとの市会や市民からのご意見も踏まえ、事業者の公募において、市内中学生以下の子どもが学校行事で訪れる場合の利用料金を本市が負担することにより無料にすることを条件としました。
このため、神戸市内に所在する保育所、認定こども園、認可外保育施設、幼稚園、小学校、中学校等に通う中学生以下の子どもについて、教育上の目的を達成するために訪れるものとして学校長等が認めた場合の利用料金は無料です。

【障がい者料金について】
障がい者料金についても、民間水準よりも踏み込んだ料金体系とすることを求め、その結果、一般・大人1,200円、子ども650円(約6割引)という料金設定となっています。

【シニア料金について】
60歳以上の方については、シニア料金として、一般・大人料金の約2割引の2,500円で入場していただけます。

【年間パスポートについて】
年間パスポートの取り扱いについては、以下の内容で設定されています。また、親子(最小の組み合わせ:大人1名、子ども1名)で年間パスポートを購入されると、ファミリー会員割引が適用されます。なお、現須磨海浜水族園の年間パスポートでは新水族館にご入場いただけませんので、あらかじめご了承ください。

(参考)鴨川シーワールドの年間パスポート内容
 年間フリーパス
 同伴者割引(20%引)
 有料プログラム(ふれあい体験等)の割引(50%引)
 館内レストラン・売店割引(5%引)
 宿泊割引(5%引)
 最新情報のメール配信
 機関紙「さかまた」配布(来館時)
 バースデープレゼント(オリジナルピンバッジ) 等 

【その他の料金設定について】
シニア料金や年間パスポートなどのほか、コンビニ前売り券(1割引)、交通機関や他施設と連携した入場プランなど多様な料金体系、さらに神戸市民が特別料金(大人1,000円)で入場できる特別日なども設けられる予定です。
このようなオプションとなる多様な料金体系については、事業の採算性に大きな影響を与えない範囲で協議することは可能と考えており、市民が利用しやすいような多様な料金体系の実現にむけて、引き続き事業者に働きかけてまいります。

詳細は、認定公募設置等計画書(概要)P.26「水族館⑥ 利用料金、地域貢献への取り組み」をご参照ください。


Q4. シャチが来るって本当?

【シャチの展示】
新しい水族館の展示生物の一つとして、シャチ(オルカ)の展示が予定されています。
シャチは現在、日本では鴨川シーワールド(千葉県)と名古屋港水族館(名古屋市)の2か所でしか見られません。新しい水族館でシャチが展示されると、西日本で唯一シャチを見ることができる水族館となります。
今回、新しい水族館の運営を担うこととなる株式会社グランビスタ ホテル&リゾートは、鴨川シーワールドの運営者であり、現在、実際にシャチを飼育しています。新しい水族館では、株式会社グランビスタ ホテル&リゾートが所有しているシャチを飼育することになります。なお、何頭のシャチを飼育することになるかは、現在のところ未定です。


【シャチの飼育】
普段は触れられない生き物の生態を理解することで生物や自然環境に広く関心を持ち、それが自然保護の行動に繋がっていくものであり、自然保護を啓発するという水族館の使命を果たす上でも、近隣水族館との差別化を図るためにも、シャチを飼育することは有効であるとの評価を専門家からいただいています。
また、世界では鯨類の飼育に対する批判的な声もありますが、世界のベスト5のうちアメリカにある水族館を含む3つの水族館がシャチを飼育しており、実際には日本だけでなく世界の水族館でも、シャチやイルカをはじめとする鯨類が水族館の人気者として多くの観客を集めていることも事実です。

【シャチ飼育の継続性】
国内では学術目的以外の捕獲が禁止されており、国外からのシャチ輸入についても、それぞれの国の法律などによって規制されている例が多く、野生個体の導入は難しい状況です。
そのため、人工繁殖などに積極的に取り組むための「神戸保全繁殖センター」を設立する予定であり、鴨川シーワールドにおけるシャチ飼育の実績も踏まえ、継続的な水族館運営が可能だと考えています。
 
※神戸保全繁殖センターの概要
水生生物、特に鯨類の繁殖に関する研究を推進するとともに、飼育下繁殖と人工授精技術の向上を目指す施設です。また、これらの応用技術を用いて間連施設とも協力し、欧米水準を目指して国内のイルカ類の繁殖向上に貢献するとともに、海外の水族館とも協力し、シャチを含む飼育下個体群の確立を目指すとしています。

【シャチの飼育環境】
近年、飼育動物の福祉への関心が高まっており、新水族館においても、飼育生物のQOL(Quality Of Life:生活の質)に最大限配慮するとの提案をいただいています。
特にシャチやイルカを飼育する「オルカ・イルカスタディアム」では、十分なスペースと水量、プール数を確保し、水深や形状、ガラス面などにも変化をもたせた多様な空間とするほか、医療プールも備えた計画となっています。
事業者からは、適正な健康管理を行い、適正なスペースと適正な温度、水質などの環境要因を維持し、施設・設備に配慮をした上で、豊かで刺激的な環境を創造し、飼育個体の福祉に十分配慮をするとの説明をいただいております。


Q5. 展示内容はどうなるの?

新水族館は、オルカスタディアム、イルカスタディアム、アクアライブの3棟で構成され、従来の須磨海浜水族園と比べても、施設の区域面積、延床面積、水量において充実した施設内容となっています。
さらに、ピラルクやチョウザメなど、現須磨海浜水族園が飼育してきた生物の一部を無料で展示する「須磨コレクション」を設けて市民に開放される予定です。

【アクアライブ】
アクアライブは六甲水系・瀬戸内海の原風景を巨大なアマモ場の展示などで再現する「ローカルライフ」、太平洋・サンゴ礁を旅する「コーラルライフ」からなる魚類展示エリアに加え、海獣類やペンギン、カメといった生きものたちの多様で豊かな行動を観ることができるゾーンなどで構成されており、最新の機材や展示手法を用いた最先端のライブ型水族館を目指します。



【オルカスタディアム・イルカスタディアム】
オルカスタディアムでは、ダイナミックなシャチの運動能力と形態を紹介するとともに、トレーナーとの交流を通して、感動を伝えます。
最新デジタルツールを利用した世界初のシャチに関する教育ゾーンである「オルカラボ」では、オホーツク海におけるシャチの生態調査の最新データなどを紹介します。
イルカスタディアムでは、イルカのスピーディな運動能力を紹介したり、直接イルカとふれあえるプログラムの提供を行います。
また、「イルカホール」では、横幅10m以上の水槽の前でイルカを観察し、イルカと海を漂うような没入感を感じることができる非日常空間を創出します。

詳細は、認定公募設置等計画書(概要)P.15~21「水族館② 展示計画」をご参照ください。


Q6. 社会教育活動・研究活動は継続されるの?

新水族館では、自然環境を再現し、生物の生き生きとした姿を開放的な空間でゆっくりと観察することができる「アクアライブ」における展示・解説が教育とレクリエーションの増進に資するほか、夏休み・冬休み期間の小学生を対象に、生き物について楽しく学べるサマー/ウィンタースクールや、小学生高学年を対象としたトレーナー・飼育係体験教室の実施など、多様な学習・体験教育プログラムの継続的な実施が予定されています。
また、新技術の活用など新たな学びを促す工夫として、IoTや5Gを用いてデジタル体験とリアル体験を繋ぐ新しい技術の展開や、世界初のシャチに関する教育ゾーンである「オルカラボ」では、生物学的情報の提供だけでなく、シャチの生態調査に関する最新データも紹介する場とするほか、「神戸保全繁殖センター」を設立し、鯨類の繁殖に関する研究を主体として、生物多様性の保全に関する調査研究を推進するなど、これまでの須磨海浜水族園にはない新たな取り組みについても提案をいただいております。

Q7. いま飼育されている生き物はどうなるの?

再整備事業者の提案では、須磨海浜水族園で飼育している生物のうち、個体数で約90%を新水族館で継続飼育する予定です。
また、継続飼育する生物の中でも、オーストラリアハイギョ、パイユー、ロングローズガー、ピラルク、チョウザメ等は無料展示エリアである「須磨コレクション」に展示し、市民に開放します。
なお、継続して飼育されない生物は、主に爬虫類や両生類、淡水魚と聞いていますが、他園館等へ移設する場合はその処遇を市に報告するような公募条件となっており、生物が適切に取り扱われることを本市としてもしっかりと見届けていきます。