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【#38】「もっと早く知っていれば、、」と後悔する必要はない。

自分がこれまで苦しんでいた要因がわかったり、間違ったやり方で遠回りしてしまっていたと感じた時に、「もっと早く知っていれば」「もっと早く〇〇に出会っていれば」など、それまでに過ごした時間を惜しんだり後悔の念に囚われた経験はないだろうか。

でもそう感じる必要はない。

なぜならば、今そう感じられるのは【あなたの状態が整ったから】である。

例えば私は、「なんでもっと早くから読書を習慣にしなかったのだろう。もう社会人になって10数年、勿体ない時間を過ごしてしまった…」と後悔した。
1冊数千円のではあまり余る価値を得ているからだ。
考えも変わったし、行動も変わった。
以前悩んでいたことはもっと早く解消されていたかもしれないと。

でもそれはあくまで、【今の私からみたらそう感じる】ということだ。

私が本との出会いで初めて衝撃を受けたのは高校3年生の頃。
総合学習のような時間で、外部からの講師の方が授業を受け持ってくれていて、その時紹介されたのがスティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』だった。言わずと知れた名著だ。

講師の方は国際舞台での活躍や経営者など、経験が豊富で恐らく自身のバイブルとしているその名著を紹介してくれたのだろう。

でも当時の私は衝撃は受けたけど、活かそうとしなかった。
素晴しい名著には出会っているけれど、日常の中に消えていった。
なんだかすごいな、こういう考え方の世界観があるんだという驚きはあったのだけど、【私が、それらを活かすことができるような状態ではなかった】のだ。

高校生の時との比較なので極端かもしれないが、失敗して挫折して悔しい思いを経たからこそメッセージを受け取る準備が自分に整った時に、初めて本当に活かすことができるのではないかと思う。

だから「もっと早く知っておければ、、」と痛感した時がベストな状態なのではないかとさえ思う。

後悔する必要はないので、準備が出来た自分を存分に活用しよう。

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