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悲しくなる夢をみた

 今32歳にもなってこんな薄給でコキ使われて、結婚もできてない彼氏もいない独身の情けない女であることを夢の中の私はコンプレックスに思っており(それは現実でも思っていることである)、「やっぱり大学生になりたかったな」「勉強も恋愛も社会勉強も、いろんなことたくさんやってからちゃんと就職したかったな」「もう今さら何もかも遅い」とものすごく後悔していた。
 しかもブチ切れたり泣いたりしてるわけでもなくて、ただただ静かに、頭の中でそんなふうに思っていたのがより一層悲しかった。夢の中ですら身の程を弁えている。
 後悔するくらいならやれというのは本当。若いうちは周りが助けてくれたり心配してくれるのも本当。年齢なんて関係ない!は大ウソ。
 どうしようもないことを後悔してもつらくなるだけってわかってるのに、寝起きで夢の内容をはっきりと覚えていてあまりにも苦しい。
 10代後半〜20代前半、したくもない就職をするハメになり、大半を「イヤな労働」に費やし、そのあまりのイヤさに他の活動などする元気などなく、もっとも貴重な若さを浪費してしまったことを深層心理でも深く後悔してるのだと思うと泣けてきた。

 だからいかに早く「自分の人生」を生きるかがカギで、何かや誰かのいいなりで幸せになんか絶対になれないし、「したかったのにしなかった・できなかった」後悔って、若いころしかできなかったものが大半だから、年取ってから本当に死ぬほど後悔するハメになるのだと実感している。
 22歳の女子が恋愛に不得手なのはかわいらしかろう。
 私は32のBBAにもなって何をやってんだろうなって真剣にしにたい。

 年齢によってはじかれるってのは、「この年になるまでどんな生き方をしてきたのか」という判断基準があるからで、大半の人がする「進学・就活・結婚」をしなかった正当な理由が私にはない。申し開きのしようがない。
 死ぬしかないし、それに対してやっぱりものすごく後悔をしてるんだと理解らされてしまって朝からつらい。

 孤独を紛らわしきれなくて気が狂いつつあるんだよきっと。実際、酒とタバコで死ぬリスクよりも、孤独であることが人間の死亡リスクを上げるという実験結果を見かけて笑ったあと本気で死にたくなったもんね。それは正しいしあまりにも的を射すぎている。

 さて遅刻する前にBBAは弁当をつくります。若いころに戻りてぇな。

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