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高柳カツヤ先生の『糸を撚る』買いましたー。


はじめに

 高柳カツヤ先生の成人漫画単行本『糸を撚る』を買って読みました。モノクロ表紙のシリアスな雰囲気と独特なタイトルに惹かれて購入しました。

 糸を撚る(よる)とは…糸に必要な強度や独特の風合いを与え、目的の太さの糸にするため、1本から複数本の糸を引きそろえねじり合わせる事


収録話「かたつむり」(Amazonサンプルより)

 余白のエロスを、感じてみて。



 人里離れたバス停で、一人バスを待つ陸上女子。そこに現れたクラスメイトのオタク男子。休み時間のような気安さで、彼女は靴下を脱ぐ――。

 思春期の性欲に理由はいらない。

感想

 顔見知りの男女がその場の雰囲気と抱えている悩みを発散するような感じで肌を重ね合う作風でした。登場人物達の心情をリアルに生々しさの感じられる演出で表現し、愛情や快楽を絡めながら行為に励んだりするお話もある一方で、男女の関係を心の隙間を埋めるように興じ、独特のアナログ的なタッチで描き込まれた生活臭漂う風景といったモノを交えて描かれる物語でした。

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