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2024年京都新聞杯~競馬24~【期待度B】

 今週の土曜日は、京都新聞杯(GII・芝2200m)が行われます。12年以降に京都競馬場で行われた京都新聞杯では、前走オープン特別以上から出走した馬が4勝2着3回3着6回。それに対して、前走1勝クラスの馬は6勝2着7回3着4回と前走でオープン特別以上に出走していた馬を凌駕する成績を残しています。

 前走が1勝クラスで好走したのは17頭。この内、前走で2着以内だった馬が14頭となっています。前走で今回よりも格下のレースに出走していたとしても、そのレースできっちりと連対している近況好調馬が勢いそのままに結果を残していると考えられます。

 また、前走で1勝クラスに出走している馬は日本ダービー出走のためにも、京都新聞杯で是が非でも賞金を加算したいという思惑もこのような結果を生んでいる要因と考えられます。  
 
 京都新聞杯は日本ダービーのトライアル競走ではありませんので、上位に入着しても優先出走権は与えられません。
 しかし、京都新聞杯はGIIで1着賞金5400万円、2着賞金2200万円と高額ですので、2着以内に入れば日本ダービーに出走できる可能性が高まります。よって、賞金が足りない前走1勝クラス出走馬はここでメイチの勝負を仕掛けてくるため、好走馬を多数輩出していると言えるかもしれません。
 
 今年の京都新聞杯でも前走1勝クラスで上位争いを演じている馬が複数出走を予定していますので、そのあたりに注目しながら予想を組み立てたいところです。  

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】 前走オープン特別に出走(ただし、前走2番人気以内の馬は除く) [0-0-0-7]複勝率0%

 該当馬:アドマイヤテラ、ジューンテイク

 ※特に言及のない限り、データは12年以降に京都競馬場で開催された10レースを対象にしています。  

 上位人気が予想されるアドマイヤテラが該当しました。

 先に書いた通り、前走でオープン特別以上に出走していた馬は前走1勝クラスの馬と比べると劣勢。その中でも前走がオープン特別で3番人気以下だった馬には好走例がありません。

 前走のオープン特別で多くの支持を集められていないのは、人気になるだけの実績に欠ける証拠と言えますし、そのような馬がGIIメンバー相手に好走するのは難しいという事なのでしょう。

 アドマイヤテラの前走は若葉Sで3番人気での出走となっており、消しデータと合致しています。その若葉Sでは今回も出走するキープカルムに先着を許し4着止まり。そこから更に相手が上がる事を考えると、人気でも信頼はしづらい印象です。

 デビューしてからの3戦は全て芝2000mに使われており、今回の芝2200mは未経験で重賞にも初出走となります。人気が有力視される馬でも未知な部分が多く、リターンとリスクを考えるとリスクの方が大きく感じられます。それであれば、少しでも多くのリターンが見込める馬から入る事も一考したいところです。

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