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幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.30

濡れネズミ、というのは聞いたことことがあるけど、濡れ猫というのは聞いたことがない。
この子の場合、濡れ猫になっている。最近はよく雨が降り、濡れ猫率も珍しくない。
何で濡れ猫になるかと言うと、犬の散歩について来るからだ。
犬は、雨の中でもウキウキと足取りも軽く歩く。その後を、距離を空けて猫がついて来る。
犬は時々、ブルブルッと身震いして水を飛ばすので要注意。近くにいると、飛沫でしっとりと服が濡れる。
猫も時々、身震いするけど、犬ほど飛沫を飛ばせない。ほんの申し訳ていど。
猫は、散歩から帰って身繕いをする。小さな舌で、丁寧に毛に付いた雨を舐めとっていく。
すると、ふさふさの毛並みに元通り。
あんなに根気強く、丁寧に身繕いするのは自分のため。誰かに見せるためでも、自慢するためでもない。時々、人間は目的を間違えることがあるみたい。


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