お寺で習った占いって、基礎さえ頭に入れとけば、特に他に覚えるものって無くて色んな事象に組み込めるタイプの東洋占術なんですよね。
覚えるものが少ないってのがまず良い。
イメージ出来れば問題無し。
その上なんと「覚えてる段階のもの」で教えてくれる。
…は？どゆこと？と思われたかも？(ﾟ∀ﾟ;)
実体験書いていきますね。

台湾って実は母の実家付近ですら土地勘怪しいんですよ私。
本当にAWAY。
ただ美味しい食べ物あるとこだけは、ここ！ここで食べる！ってなるヤツ。歩いていける距離なら歩いていくし、車とかならそこ右に曲がって！とかでガッツリ覚えちゃう。なんだコイツ。
で、台湾のマクドナルド、かなり美味しいんですよ。特にナゲットとコーンスープ！もう大好き。
お寺近くにはそんな俗世（？）的なものはなかったので、確か若い衆６人くらいでバスにのって近くの繁華街ぽいとこまで行ったんですよ。
いやまあ…普通に町なんですけどね。

私はマクドナルドで食べたい！但しバスの乗り方とかほぼ初。しかも無事帰れるかわからない＋携帯なんて持ってない。
相手さん達は中国語も達者だしむしろ地元民と思われるくらいに交通機関とかちゃんと分かっててバス乗り場とかも理解。あと携帯もある。
そして相手さん達のお目当ては、牛肉麺！
一緒に行けよって話なんですが、いやいや私はマクドナルドでバーガーとナゲットとスープの口なんですよ。今は牛肉麺とか無理です。
てことで私単独と相手さん達のチームに分かれたんですね。
待ち合わせ場所はこの交差点のケーキ屋なら分かる！って事で、じゃあ！とお別れして、そそくさと食べに行きました。美味しかったです。
さて、私食べるの結構早いんですよね。
ケーキ屋で待つのも多分別れて１５分後くらいとかだったんじゃないでしょうか。
相手さん方駄弁りながら食べるタイプだと後から知ったんですが、まあケーキ屋で待てども待てども誰も来ねぇ。（そりゃそうだ）
どうしようかなぁ…。と、探しに行くかここに留まるか考えてたんですね。
だって携帯無いし連絡先も知らないし、まず牛肉麺売ってる店なんてどんだけあんねんって話だし。
で、私は思いついたんですよ。
車のナンバー部分だけ見て、どこにいるか占ってみよう！と。
ただ残念な事に、その日が「壬か癸」で始まる日だとしか覚えてない上に、納甲と言われる十二支と六親というものの十二支ぐらいしか覚えてない。
まだまだ習い立てだったし使ってなかったんです。
それでも何とかなると思うとか無謀か？！って思われるだろうし、いやいやそこで待ってろよ。と言う人のが多いだろうなとは思います。
でもやっちゃうんですよねー。

さて、私が交差点に立ったところでバイクが一台通り過ぎました。ナンバーはちょっと覚えてないんですが、最初は確か５、何か数字忘れたのが間にあって、最後が１。
丑から子、玄武が当てはまる第一爻の明動（化合と言われる、つまるところくっつく、近い距離にいるという作用）だけ思い出し、なるほど後ろ。と現在の進行方向から回れ右をしてテクテク歩き、結果、徒歩３分も掛からない場所で相手さん達を見つけました。
「え！なんでここにいるって分かったの？！」と彼らはすごく驚いていたので、まあそうよな…と思いつつ
「占ったらこっちだって言われた！」と素直に言っておきました。

とまあそんな感じで。
丁度知りたい事の為に、その時持っている知識と持ち前の想像力とかで、意外と何とかなるっぽいです。というか何とかなってきました。
ただこれにはちょっと弊害があってですね。
新しい知識をインプットして情報が新旧入り混じって反発してる状態では、まず使わない方が良いです。
教えてくれる方も、この言葉で喋ったら前は通じたけど…うーんどう言おうかなぁ…ってなっちゃいます。
占う場合は、この情報は取り入れましたがまだうまく消化出来てないので、今までの方法でお願いします。とかって先に伝えとくと、解卦（占いの結果の読み解き）もしやすいと思います。

他は例えば「空亡」
これは母が妹に頼まれて代わりに探してた時の分です。
妹の失くしたものは「財」にあたるもの。
この時母が立てた卦だったので、母が見つけられるかって話だったんですね。
卦本来のものと日時は忘れたのですが、世爻（母・または占った本人）、応爻（探しているもの・または占った本人から見た対象物や相手）の関係が捕まえようにも捕まえられない、相手に利がある状態だったんですね。
確か応爻の妻財が世爻の父母を剋するという形だったと思います。
動爻がどこにあるかは忘れましたが、世爻にいたんだろうなと。（徒労に終わるとかのエネルギーが貰えない化け方だったはず）
更に応爻が空亡。
旺盛の空亡は、今はぼんやりしてるけど、出空という空亡が明ける頃には出てくる。という形で読みます。
「母さん、探しても無駄だわこれ。勝手に出てくるからほっとき」
この時、私は結婚していて遠い場所に移り住んだものだから、何かあれば母は電話を掛けてきては占ってと言ってて、なので母に「数字３つ頂戴」って言ってたんですね。
ハッキリ結果だけを言わないと、母は心配してやっぱり探さなきゃ…となるんで、この語気の強さですよ…。
で、数日後、また母から電話が掛かってきて。
「見つかったよ！！！もう聞いて！ほんっとうに勝手に出てきた！！！！」
携帯から鳴り響くテンションMAX声量MAXな母に、お、おう…となりつつ聞いたところ
・まず事故車でもう使わない車の中にあった
・車庫内だったのと車の床にそのバッグが落ちてたのとで、同色且つバッグは薄く（中身が数枚の紙のみ）素材も似たものだったので同化して見えなかった
・事故車の廃棄をするため、とある男性がダンボールに車の中のものを全部取り出して乗せ母の目の前に置いたそう、その一番上に探していたバッグがちょんっと乗っかっていたとのこと
しかも母はその車の中も何度か探したらしいんですよ。
妹の乗った車、置きやすい場所、よくいる部屋、全て隈なく探したのに見つからなかったので、と頼みの綱として私に解卦を頼んだら、こうなったと。
反応がすごくこう…オーバーリアクションなので、嬉しい時はまるで尻尾が千切れないかと心配になるくらいの小型犬のような母なので、良かったね、面白いねと生返事してました。

他にも多分、母からや従妹、そのお友達さんからなら色々と占った話は聞きだせると思うのですが、私自身は本当に特殊なケースくらいしか覚えてなくって、まあそうなって当たり前だろう…くらいのイメージしか無いんですよね。
それこそ今日の暦や天気を見て、空模様が微妙なら洗濯物は外に干さないで置こうとかその程度な日常会話っぽい感じです。
時々自分のうっかりをカバーしてくれる事もあって、その時はついつい笑っちゃうんですが。

私の使ってる占術は、日本では断易という名前となっています。
けれどどうやら言葉とか手法がちょっとずつ違ったりしているみたいで、うーん…これはどうなんだろ？と検証してごっちゃになるよりは、と今は西洋占星術の方に進んでいます。
オラクルカードには最近よく「回り道しすぎ、まあ欲しいものは手に入るよ…」と言われてます(ﾉ∀｀*)
今のところ触っているメジャーな占いはどれも基本楽しいので、多分これからもこんな感じで生きていくんだろうなあと。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました！