私の古希日記〜教養のことを書いてみる〜

 一年で千冊読め、いや大学四年間だったか、忘れたが、大学に入るとき、中学校時代の英語のK先生に言われた。あれから半世紀。千冊でなかったにしても百冊、いや低めに見積もって五十冊は読んだであろう。

 とすると、五十年として単純計算で二千五百冊は読んでいることになる。雑誌はここに入れていないので五十冊分を読んだというのは謙虚な言い方だろうと思っている。

 いや、多くの本を読んだことが大事なことなのではなく、読んだことがどれだけ血肉になっているかということだ。それを判定する基準は自分にはない。他人にある。

 読書が教養のイロハであることに異議を唱える人はいないだろう。教養は知識量と人間性、いやいや、知識量は関係ないのだろう、たぶん。語呂は悪いが知識質と言うべきだろう。多くの人が忘れるのは「人間性」である。教養ある人=人間性豊かな人。これが言いたくてグチャグチャと書いた。

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