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人事として学生に仕事の“やりがい“のお話をする機会が
多々あるのですが
今回は改めて、今の“やりがい”についての見解をoutputしてみる事にしました

最近まで
「人からこんな事を言ってもらえた時にやりがいを感じますよー」と
いう風に学生さんに向けてお話をしていました
これに少しでも共感するなら あなたはこのお仕事に向いているかもしれないよ
と自己分析を深めてもらうための伝え方ですね

でも、これは自己分析を深めたい人
自分はこの仕事、業界に興味がある人向けの語り口であって
世の中には
自分って何に“やりがい”を感じるんだろう?
自分はどんな仕事に向いているんだろう? と考え始めてる人の方が多いのではないか
そういう人たちには、この語り口はちょっと早い話だったり
当たり外れのある話だったりするのかもしれない

先日、投稿した「ペルソナ」の話ですね
相手がどんな人なのか状況によって
本当のニーズが違うかもしれないと思った時に
違う語り口をしなくては相手にちゃんと届かないかもしれない
状況に応じて、“やりがい”の伝え方を変える必要があるなと思い
少し勉強をしてみました

“やりがい“は大きく分けて2種類ある
これは私が最近たどり着いた答えです
①数値化できるやりがい
②数値化できないやりがい です

①数値化できるやりがい
これは言葉そのままですね
どんな物があるかというと
・給料
・ボーナス/インセンティブ
・営業成績
・フォロワー数
・動画再生回数  など
目に見えて増減がわかるもの
俗にいう、市場価値が上がっていることに確認できる物

②数値化できないやりがい 
これは私が今まで学生さんに伝えてきたものですね
・感謝の言葉
・自分の環境の変化
・友人や仲間
・自己成長
すぐに変化に気付くのは難しいかもしれませんが
ふとした瞬間に手にしている事に気付く物

一般にはそれぞれ
金銭的報酬と精神的報酬 と言われるようです
この2つのやりがいが存在し
「この仕事をしていてよかった」と思える要因になっているのだと思います
まずは、この二つが存在している事を頭の片隅に置いて下さい

もちろんですが、何にやりがいを感じるかは人それぞれです
自己分析を深めたい人が一番考えなくてはいけない事
それは
「問題は自分の中の比重がどうなっているか」 だと思います

全体を10として時
金銭的報酬が 7 で
精神的報酬が 3 のAさんがいるとします
この人に
「利益は一切求めません。あなたが幸せになればそれでいいんです」というような慈善活動のお仕事(超極論です)は、もしかしたらミスマッチかもしれません

逆に
金銭的報酬が 3 で
精神的報酬が 7 のBさんに
「他人を蹴落としてでも、自分たちの利益のために結果を出せ!」
という仕事は、苦痛に感じてしまうかもしれませんね

この2つの例の AさんとBさんが逆の仕事についたら
もしかしたら、うまくマッチするかもしれません

自分の”やりがい”の価値観があるように
会社にも理念、社風といった形で”価値観”存在するので
それを理解していると、お仕事探しの大きなヒントになるかもしれません

注意事項はどちらかに偏り過ぎる事
「僕は金銭10!ひたすら結果を追い続ける!!」
という方は、もしかしたら途中で
「私はなんのために生きているのだろう」と、人生の迷子に
突然、自分探しの旅に出てしまう という事もあるかもしれません
はたまた 
「私は精神10!人のために尽くし続ける!」
なんて人がいたら、いつか生活費が底をつきて
道端で倒れてしまうかもしれません

要はバランスの話
結果を出すためにも、支えてくれる周りの人は大事
人に何かを施すにも、元手になるものは必要
そのことは意識しないといけません

就職活動という場でしているお話なので
就活指南みたいな内容でお届けしましたが

仕事や趣味、日常生活の全てにおいても言える事だと思います
普段の行動には、必ず「結果」がついてくるからです
この結果をどう捉えるか

ダイエットだと説明がしやすいですが
「体重計の数値が5キロへった!」 で嬉しい人もいれば
「最近ヤセた?」と友達に言われて嬉しい人もいるでしょう
それと同じだと思っています
自分の結果に対して、どこで自分の「心がはずむか」
”やりがい”と言っても噛み砕けば、大分考えやすくなりそうですね
この例えのように一つの結果でも、二つの方向から見る事も出来ます
「結果」を受け止めるのも自分なのですから

私の場合は
金銭的報酬が 2
精神的報酬が 8 の人間だと思っています
それはお仕事でも、演劇でも
「沢山の人に見てもらえた。動員人数1000人だった!」も嬉しいですが
それよりも「観に来て心が救われた」とアンケートに1つに書かれていた方が、
この作品を作ってよかった。演劇をしていてよかったと感じてしますのです
でも、このままだと赤字経営、、、何とかしなくてはが、、、今です(笑)

最後になりますが
本当稿をお読み頂きだきありがとうございます
少しでも何かのお役に立てると幸いです
コメントなんかを頂けますと、私の”やりがい”になり
より一層頑張るモチベーションになりますので
応援を頂けますと心だけでなく物理的に はずんで喜びます(笑)

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