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『秘密の共有…』

「おっ、やっぱり居た〜」

『ん?これはこれは、我が学校のマドンナ
“小林由依”様じゃないですか(笑)』

「その言い方、辞めて。バカにしてるじゃん」

『バカになんてしてないですよ?』

「敬語禁止、そう決めたよね?」

『そうだったね(笑)ごめん、由依』

「よろしい、ところで何聞いてんの?」

『テキトーに流行ってるのを』

「イヤホン、片方貸して?」

『どうぞ』

「ありがとっ」

『ちょっと、肩乗せないで…』

『いいじゃん別に〜可愛いっ(笑)』

ナデナデ

『ちょっと、恥ずかしい///』

「可愛いね〜余計にいじめたくなる(笑)」

『からかうの辞めてくださいよ///』

「おっ?敬語使ったね〜?」

『あっ…』

「罰ゲーム…首元失礼っ」

チュー

『んっ///』

「変な声出さない。はいっ、所有印完成っ」

『なんで目立つところに…』

「そりゃ学校1のガリ勉の陰キャ君にキスマークなんて付いてたら噂になっちゃうね〜(笑)」

『笑い事じゃないよ…』

「敬語使うからだよ〜」

『はぁ、面倒くさいことに…』

「いっそのこと、バラしちゃえば?
私と付き合ってるって」

『そのほうが面倒』

「私を好きになったことを後悔しなさい(笑)」

『はぁ、じゃあもういいや(笑)』

「ん?どうしたの?」

『バラしちゃおう(笑)
隠れてイチャつくの疲れたし、
由依と白昼堂々イチャイチャしたいから』

「ふぇ///?いきなりどうしたの?」

『由依が言ったんだよ?
“バラしちゃえ”って(笑)』

「だからって///」

チュッ チュッ

『お返し…サービス付きで(笑)』

「ちょっと///

なんでこんなに目立つところに///」

『“バラしちゃえ”って言うから(笑)
さて行くよ!』

「どこに///?」

『授業サボってデート!
由依が彼女だって見せつけないと!』

「ちょっと、待ってよー///」

・・・

後日、教師に呼び出された二人でしたが成績優秀ということでお咎めなし(笑)

しばらくは“マドンナ×ガリ勉陰キャ”カップルの話題で持ちきりだったが、狂犬ゆいぽんの一声で黙らせました(笑)

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