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個人の主観が衝突を生む

こんにちは。

最近はヤングスキニーさんの”本当はね”にハマっているwataruです。

ハマっているというのも「最低なことを」の部分を歌うのが気持ちよくてずっと歌っています。

#ヤングスキニーさんの術中にハマってしまいました

#今更というのは知っています


ということで本日は「個人の主観が衝突を生む」というテーマでお話をしていこうと思います。


そうです。

これは今とっても話題になっている「レペゼンフォックスがRolling Loudに出るのはどうなのか。」という問題があって、これがなぜ起きるのか、どういうところに問題があってこうなるんだろうって気になったので、そこについて考えてみよう!

という感じです。


というわけで、音楽にあんまり興味がない人やそもそもこの問題もすら知らないよと思う人もいると思うので、ここのざっくりした流れから説明していこうと思います。


そもそもレペゼンフォックスという5人組のグループがいて、彼らはYoutubeを上手く使って有名になったアーティストだと。

今では100曲近くを出していて、その中にはEDMの曲があったり、HipHopの曲があったり、バラード調の曲があったり、まあ多岐にわたって音楽を作っていると。


そんな彼らが世界的にも有名なHipHopのフェスティバルである「Rolling Loud」に出演することが決まって、それに対して「彼らはHipHopなのか?」とか「レペゼンをRolling Loudにブッキングした人は日本のHipHopに謝れ」みたいなたくさんの否定的な意見などが集まっているという、ざっくり言うとそんな問題であると。


まあこの問題に火がついてから色々と話も飛躍しているし、いろんな人が言及していて論点もずれたりしているので、よくわからない状況になっているの確かなんですが、なぜこういうことが起きるのかということについて今日は深く掘り下げていきたいと思います。


というのも、やっぱり今回の騒動で一番大きな問題となっている部分は「レペゼンフォックスはHipHopなのか?HipHopじゃないのか?」という部分だと思うんですね。


そこに対して数々の有名なラッパーの方とか、有名人とかが言及をしているわけですが、このHipHopという言葉自体その人それぞれによって解釈が違っていて、でもみんながそれぞれ自分の思うHipHopを語ってしまうから、こういう騒動になっているんだなと思ったんです。


じゃあ、そもそもHipHopとは?

ヒップホップは、1970年代にニューヨークのブロンクス地区で開かれたブロック・パーティーにルーツのある、音楽・ダンス・ファッションを中心とする黒人文化である。

※Wikipediaを参照


というようにHipHopは文化であると言われている。

そして80年代には、ヒップホップには三大要素があると言われていた。

具体的にはDJ、ブレイクダンス、グラフィティがその構成要素であると。しかし現在では、ミュージシャンとしてのMCを加えた四大要素と言われている。

つまり、この四つの要素がHipHopを構成するものとして挙げられていると。


HipHopと聞くとやっぱりラッパーとかラップをする人というのが印象として浮かんでくると思いますが、実はそれはHipHopを構成する要素の一つの要素であって、他にもダンス、DJ、グラフィティの三つの要素があるということなんです。


※ちなみに、なぜこの四つの要素なのかというと、HipHopが生まれた1970年代の時代に建造物の壁や地下鉄への落書き(グラフィティアート)、アクロバットのようなブレークダンス、音楽面ではラップやスクラッチなど、貧しい若者たちがお金を使わずに楽しめる娯楽を生み出したことからきていると言われているんですね。


ざっくりこのような成り立ちでHipHopという文化が確立されていったと。


じゃあ実際にこの説明から考えるとHipHopというものはMC、DJ、ダンス、グラフィティの四つの要素を持っていること、というのが言えると思います。


しかし今HipHopという括りの中で活躍しているでこの四つの要素を全て兼ね備えていない人も全然いますし、逆にこの四つの要素を持っているのにフェイクだとか、こいつは偽物だとか言われている例も見たことがあるんです。


じゃあそうなるとHipHopとはなんなのか?

だって一応HipHopというものは定義されているし、その構成要素だって四つだと言われているのにも関わらず、必ずともそれが絶対だとも限らないわけだから。


こうなってくると、そもそもHipHopというもの自体に絶対的な定義がないということになってしまうので、正直何がHipHopで、何がHipHopじゃないのかなんて答えは出せなくなってしまうんですね。

なので、そこにあるのは個人の主観だけで、自分がHipHopと思うのか、そうじゃないのかという個々人の判断になっていって、それを皆んなが思い思いに発信するから今回のような騒動になっていくんだろうなと思いました。


ということで本日は「個人の主観が衝突を生む」というテーマでお話をしてみました。

ではまた!




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