お詫び状の書き方サンプル

元禄14年4月21日

公益法人 徳川幕府
内大臣近衛右大将 征夷大将軍 徳川綱吉様

一般財団法人 赤穂藩

法人代表 浅野長矩

松の廊下における人情事件に関する経緯報告書

拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より格別のご高配を賜り、誠に有難うございます。

このたび 元禄14年3月14日に発生いたしました、松の廊下における人情事件の経緯について、詳細を以下にご報告させていただきます。

敬具

発生日時:元禄14年3月14日

発生場所:江戸城 松の廊下

内容:私、浅野長矩が、松の廊下を通行中の吉良義央(通称、上野介)を後ろから切りつけ、負傷させた。

現状:
吉良義央殿は一命をとりとめ、自宅にて療養中。
私、浅野長矩は田村家にて蟄居中。

経緯:
かねてより、勅使下向に向けて、共に勅使の御馳走人に任じられた吉良義央殿より、誹謗中傷、作業の阻害行為を度々受けていた。上記行為が継続していたため、謝罪を要求したところ足蹴にされるなどの侮辱行為を受けた。当日は、「この間の遺恨覚えたるか」と一括し、背後より脇差にて切り付け負傷させてしまった。

この度は勅使下向のお迎え当日にもかかわらず、かような人情事件を起こしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

本日を持ちまして一般財団法人 赤穂藩 代表を辞するとともに、切腹させていただきます。

以上

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