変な夢

文化祭の夢を見た。多分中学校の文化祭。自分は夢の中では、あんまり学校に登校していなかったみたいなんだけど、なぜか文化祭の舞台?でちょっとした役を貰って、それに出演することになってた。

学校に行ってなかったからか、その出演に関する話は知ってたけど実際の内容だとか、台本だとか、何も知らされないまま本番を迎えた。まぁ、説明しないってことは、ぶっつけでもなんとかなるってことだろ。と、自分を昂らせながら言われるがままに楽屋らしきところへ行った。

よく分からない衣装を着せられながら、事前に試食してもらう予定だったが実物が用意できなくなったから、このまま出て貰う趣旨を説明される。試食? 何の話かさっぱり分からないが、とりあえず想像でコメントするから大丈夫である旨を伝える。衣装を着せようとしてた人は忙しそうに、これ着ておいてみたいなことを言いながら別の出演者の身支度を始めた。着方は分からないけど、とりあえず服を脱いで着ようとしたら、服は脱がなくてよかったらしく、謎の衣装を服の上から巻き付けられた。

舞台に出たら、とりあえずその場の空気とノリでなんとかなるだろって軽い気持ちで入ったら、そこには大量のブースが用意されてて二人一組で、何かしらの商品紹介をするための撮影スペースが用意されてた。

当然、自分がどのブースで何の商品紹介をするかなんて知らないし、相方の存在もいるかいないかも分からない。とりあえず、なんとなく一人でブースにいる人に声をかけて「今日はよろしく。詳しいこと何も知らないんだけど、なんか台本とかある?あれならこっちから話振るから、適当にこっちに合わせて貰うだけでも大丈夫だけど」みたいなこと言ってたら、その人は自分と出演する人じゃなかったらしく、自分は自分のブースを探す作業を続ける。

テーブルに何も置かれていないところがあったので、試食が用意できなかったって言葉を思い出してここかもしれないと目星を付けた。そこには背丈や身なりは小さいけど、やたら存在感のある不思議な雰囲気の女の子がいた。僕はその子には声をかけずに、テーブルの近くにあった椅子に腰を掛けた。テーブルには白紙のA4の紙だけがあった。自分は持ってたペンを持って、今日扱う商品名わかる?って、その子に尋ねた。その子は商品名を答え、私はすかさずその商品名を紙にメモした。書き終えて誤字に気付いてカタカナで何文字か書き直していると撮影の時間になった。

隣の女の子はカメラが向けられた途端に、やたらハイテンションに挨拶を始めた。一通り自己紹介を終えると今日紹介するのは、お薬だよ! みたいなことを言ったので、すかさず私が「本日、おすすめする商品は離乳食です。」みたいな流れで会話に入っていく。軽く会話の中で商品名なんかを紹介していると、別の人が入ってきて薬の瓶と箱を出して、私達の続きの商品説明を始めた。文章書きながら気付いたけど、薬だったのかよ!!

薬の効能を男は一通り読み終えると、再びこちらにバトンを渡した。隣の女の子も特に話さない間があったので、締めに入ることにして、さっさとクローズさせてしまえこんなものって自棄になってたら、商品をおすすめしろと別の男から要求される。無視して締め切ろうとするが、撮影中にも関わらず、商品を勧めないことを糾弾してくる。こっちは商品自体を知らないこと、説明することを要求するならば台本なり事前に用意して欲しいなどのこちらからの要求も交えて伝える。撮影中にやることじゃないし、そもそも自分の立場も理解せずに自分は喋ってるのに会話成立してるのなんなんだって話ではあるんだけど。

どんな流れかは忘れたけど一通り言い合いをして、こちらの非も認めつつ相手の非も一通り提示しきった。よく分からないままその撮影会は終わった。どうやら編集する予定は無いらしく、この映像をそのまま垂れ流す予定らしい。そこまでの予算は無いみたいな話だったので、じゃあこの言い合いそのままお届けしたらええんちゃう。所詮中学生の文化祭やろって思ってたら、商品のスポンサーがどうのこうのとか言い出して、流石に知るかって思って文化祭の客席に戻った。

客席に戻ったら隣の席に、さっき一緒に撮影した謎の存在感強い女の子がいて、かなり変な話をいっぱいした。内容は細かく思い出せないけど、とにかくたくさん話した気がする。相手が塗り絵が好きだとか、趣味が他にももっと欲しいだとか、かと思えばダンスステージにいきなり乱入して主役より目立つバックダンサーして飄々としてたり、常になんか他動気味だし、ぶっ飛んだこと言ってくるけどツッコミに対しては、ちゃんと受け入れて話を進めてるし、なんか不思議な受け答えをずっとしてた。

そのあとも、なんか色々あったような気がするけど書いてたら忘れた。多分、夢のサビはこのへんまで。なんか変な夢。なんか、何も知らないけど人前で何かをやるみたいなの、現実でも結構多かった気がするけど、だいたいそのときの記憶って無いんだよな。事前に何も知らないからこそ、知ってることだけを話せるみたいな。視界管理。目隠しされて戦わされるの、実は嫌いじゃないんだよな。なんか、その。なんだろ。えっちじゃん。忠誠心試される感じで。無意味だよな。

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