【はじめに】
どうも、カスミの一番好きなところは主人公との濃密な絡みとバージョンを追うごとに垣間見える成長過程や深まり。Macroです。
この記事は、第１１回フォースタープロジェクトから４年半にわたり、ずっとカスミを愛し、長きに渡ってカスミを最推しにきた人の、「Blooming Blaze!〜咲いてロッキンガールズ〜」への感想文でございます。

noteらしからぬ、相当な長文になってしまいましたが、推しへの愛を全力で叩きつけた文章です。最後までお付き合いいただければ幸いです。

【注意】
この記事には、以下のネタバレ内容が含まれます。

・Blooming Blaze!〜咲いてロッキンガールズ〜本編シナリオ及び報酬
・カスミの思い出
・カスミの覚醒絵

文中でも、都度注意文は出しますので、特定のネタバレだけ回避したい（覚醒絵だけ見たくないなど）方は、目次機能を使っていただいて、その箇所を回避していただければと思います。

①９月９日、その知らせは突然に

【ネタバレ】特になし。

２０１９年９月９日月曜日。

関東に猛烈な台風が直撃し、一夜明けたその日は、いたるところで交通機関がマヒし、雨上がり後の猛暑も相まって、電車の運行が再開されるのを待っているサラリーマン達の体力を奪っていきました。かくいう私もその一人。

運行が再開した後、超満員の電車に揺られ出勤したころには既に疲労困憊。散々な１日だと一人ごちる私でしたが、その知らせは突然やってきました。
午後３時３５分、公式からその日の更新内容がツイートされます。

動悸、唐突に荒くなる。

え？このタイミングでカスミのキャライベ復刻？何故？？
公式が次のイベントが始まる間際のタイミングで、次回イベントに出演するキャラの過去イベを復刻させるのは、最近の恒例です。まさか、来るのかカスミが！？

ここまで考えるのに0.5秒。
しかし、私はリリース時から白猫をプレイし続けている熟練の白猫プレイヤー。冷静に考え、次のように結論付けました。

「ははーん、さては１４島実装までの尺つなぎパターンだな？」

そう、今までのイベントの中にもあった、場つなぎパターンであろうと、そう考えたわけです。自分で言うのもなんですが、無理もないと思います。
直前のおせニャンで、そろそろ１４島が実装されるとアナウンスがあり、現在進行形でメインストーリーキャンペーンも走っています。

ましてや、カスミは最後にキャラとして実装されたのが２年半前。それも名星会カスミの思い出と呪いイベント終章で、彼女のストーリーは一定の終わりを迎えている訳です。開いた期間や最近のキャラとの人気の差も考えると、再登場は考えにくい。

ある種、諦めにも似た思いがありました。
そうですよ、あるわけないんです。

カスミがこんな時期に、親和性の高そうな正月でもないのに、

再登場するなんて、

まさかそんなことが……

！？！？！？！？！？！？

ティザー画像を見た瞬間に電流走りましたよ、ええ。
暗くてよく見えませんが、私の眼は確かに「彼女」の存在を捉えました。

胸の飾りが薔薇の花であることから、カスミではなくレベッカではないか？という噂も若干ありましたが、とんでもない。この髪飾りは確かに彼女のものです。この瞬間、確信に変わりました。

――次のイベントにカスミが実装される！！

ただ実装される、というレベルの話ではないことを、この時はまだ知りません。
ここから私は、怒涛の歓喜の渦に飲まれていくことになります。

②９月１０日、１年半ぶりのカスミの肉声。

【ネタバレ】特になし。

次の日から、イベント開始までの情報ちょい出し期間が始まりました。
この日公開されたのはミニアニメ。

「ああああああもぉおおおおおお！！」
「祓いたまえーーー！！！！！清めたまえーーー！！！！！」

たった二言だけ。しかしその二言は大きな意味を持ちます。
一つ、次のイベントにカスミが出ることが明言されたということ。
そして、世のカスミ推し達が、１年半ぶりにカスミの新録ボイスを聴けたということ。前回新録ボイスが追加されたのがスターダストサーガ（２０１８年２月実装）ですので、それくらい間が開いたことになります。
最後に、今までにない狂ったカスミの声が聴けたこと←

もうね、かわいいミニキャラのアニメ付きで声聞けた時点で満足度100％。

その日の仕事の休憩時間は動画のヘビロテとスクショ、Twitterへの感想投稿で終わりました。当たり前だよね？
この時点で私の溜まりに溜まったカスミ欲は限界を迎えて洪水状態。仕事帰りにもしこたま見倒し、頭の中に延々と「守ったらったったったった」と「すっぽん、なのです」がグルグル回っていました。中毒性がある。

③９月１１日、MV公開

【ネタバレ】Blooming Blazeのフル尺の内容。

次の日に公開されたのはイベントPV、もとい、MV。
イベント名と特設サイトも同時に公開されました。

いや、ね？推しが歌ってるってこともあって、それも往年の人気キャラを差し置いて奇跡的にギターボーカルとかいう一番目立つポジションを張ってるせいで補正かかってる可能性もあるんだけども、それでも言わせて？
神曲では？？？？？？？

今までの白猫の音楽にないタイプのゴリッゴリのバンド音楽、声優さんの歌唱能力、まるでキャラがそこに息づいているかのような歌。
後にイベント内でフル尺が公開されましたが、メロディー構成は間奏・Cメロから落ちサビにかけての楽器ソロ回し・歌ソロ回し・そしてとどめのカスミソロ。そこから落ちサビラストの「譲れないもの一つ刻んで飛ぶよ」の部分でルカとのハモりが入ってユニゾンでラスサビという定番かつ激アツの展開。歌詞も一つの未開の才能が花開くまでの過程を綺麗に描写しています。
最高では？？？

個人的には２番のBメロでカスミが「私も同じ 君と同じ孤独抱えて」という歌詞を歌っているのが最高にエモい。今までのカスミを見てきている分本当にグッとくる。

ええ、ガッツリヘビロテしましたとも。なんだったら今この文を書いているときもフル尺をヘビロテしてますとも。この日の休憩時間はMVヘビロテ、歌詞暗記、スクショ、Twitter、特設サイトのミニゲームで終了（）
この時点ですでに歌詞無しアカペラで歌える状況まで持っていきました。
かかってこいJOY SOUND＆LIVE DAM。

④９月１２日、おせニャン＆序章公開

【ネタバレ】序章のシナリオ。

そして１２日、おせニャン公開。
この時点で私の満足度は１５０%に達しています。それもそのはず、このおせニャンで公開されたものまで含めると、今回のカスミに関する実装内容の数は

・キャラ
・武器
・イベントストーリー（もちろん新録ボイスたっぷり）
・スタンプ
・カスミモチーフのアクセサリ
・称号
・建物
・協力バトルロビーの音楽（カスミソロ含む）
・タウンBGM
・特設サイトの壁紙（スマホ・パソコン）
・ミニアニメ
・ミュージックビデオ付き新曲
・その新曲の配信（キャラごとのソロVer付き）

いいんですかこんなにいただいて。

今後カスミ成分の供給が一切なくなるのではないかと疑いたくなるほどの大盤振る舞いです。嘘でしょあんた。逆に不安なるよ。
もうありがたくてありがたくて・・・

序章も幸せでした。バンズ島に４人で遊びに来るも、どこか物憂げなカスミ。その理由はというと、一緒に来る約束をしていたフローリアが、急な仕事により来れなくなったから、というもの。お前は口を開けばすーーーーぐフローリアかよ！！最高だよ！！！！

バンド結成に乗り気でないのも予想通り。振り回されてるカスミも可愛いんだまた。はー幸せ。

⑤９月１３日、イベント開始。

【ネタバレ】
・本編シナリオ【注意！！】
・若干今までのカスミの思い出

そして金曜日、運命の日。

▲マジで俺も緊張してました。

ガチャでカスミを引けなければすべてが無に帰す一世一代の大勝負の日でしたが、７７連で無事に引けてその心配も杞憂に終わりました。

後はイベントを思いっきり楽しむだけです。

その日中にイベントシナリオは全部読みました。

もうね、言葉にできない。感無量です。

誰が予想できましたか。カスミがこの時期のイベントで主役を張るなんてことが。元はといえば、彼女とて1人のフォースターキャラにすぎないんです。それも白猫1年目。茶熊入りして、一定の人気があるキャラとはいえ、相当昔のキャラです。それが往年の人気キャラたちを差し置いて主役ですよ。

もうこの時点で泣けてくるんです。イベントの主役なんて、数ある白猫のキャラの中でも、ごくごく一握りの限られた人数しか得られないポジションです。そこにカスミが、私の推しが立っている。
これを泣くなという方が無理です。

そして、カスミの成長物語の側面をしっかりと維持していたことも堪らなく嬉しかった。

思い返せばフォースター11thで初登場した際のカスミは、自分だけに聴こえる氏神様の声に従い、その使命を果たそうと独力でなんでもやろうとしてしまう未熟な少女でした。いわば彼女もまた、まだ花開いていない未熟な蕾だった訳です。

元々、彼女は人の力を借りることを得意としません。そこから夏カスミの思い出、「花言葉を伝えて」に見られるフローリアとの出会い、茶熊での様々な人物との交流を経て、身近な人物（フローリアや主人公など）にはかなり心を開いてきました。カスミには、ストーリーに出てくるごとに、新たな装いで実装されるごとに、その成長や関係性の進展がしっかりと描かれるという特徴があります。これも彼女の魅力の一つなのですが。

しかし成長したといっても、彼女の性格の根本までもが変わったわけではありません。その証拠に、今回のイベントの序盤、ルカやマール、ノアといった比較的彼女とつながりがある方の人物といるにも関わらず、彼女が心に悶々と抱えていたのは、来れなくなったフローリアへの思いでした。

そこから紆余曲折あり、途中で目をウズマキにしながら発狂して夜の公園で叫び倒すという奇行を挟みましたが（あのミニアニメが伏線だってわかった奴どんだけ居たよ）

▲マール「あわわわ…カスミさんがストレスでおかしくなっちゃった！」

それでも最後はバンドメンバーと団結し、素晴らしい音楽を奏でてくれました。私自身、音楽経験者なのである程度分かるのですが、音楽は基本的に団体戦です。個々人の技量も大切ですが、最後は演奏している全員の考え・認識・感情…いろんなものがピタリと一致しなければ、素晴らしい音楽は完成しません。
そして、その条件は本来カスミにはとても厳しいものだったはずです。

それが、あそこまでの見事な成長を見せてくれた。

「メリシャの言葉はきっと、残酷なまでに真実だ。音楽に、現実を覆す力なんてあるはずがない。

だけど。それでも。きっと。

苦しい現実を乗り越えて、再び前へと歩み出すための――
小さな小さな情熱を、心に灯すことならできるんだ。」

カスミが劇中で語った言葉です。
彼女は激しい練習の果てに、一つの解にたどり着きました。そして、その解に仲間とともにたどり着けたことこそ、何よりの彼女の成長なのです。

音楽には現実を変える力はない。そう語った彼女ですが、音楽を通じて、仲間とともに一つのものを作り上げるという体験を行うことで、カスミ自身が成長できた。彼女自身が大きく花開いた。そういう意味では間違いなく、音楽が現実を変えた、と言えるのではないでしょうか。

自分が深読みしすぎているだけなのかもしれませんが、今回のイベントストーリーは、カスミ推しにとって感動超大作でした。
シナリオライターさんには感謝してもしきれません。推しが出ているという補正がかかっている上での評価とはなりますが、個人的には本当に素晴らしい出来だったと感じています。

⑥思い出の破壊力が頭おかしい

【ネタバレ】
・今回のカスミの思い出【注意！！】
・今回のカスミの覚醒絵【注意！！！！！】

そしていよいよ満を持してカスミの思い出。
これがまた頭おかしいくらい破壊力高いんですよホントマジで。
理性飛びました。

端的に言い表しますと、今までのカスミ関連のストーリーに入っていたいいところを丸ごと詰め込んだまさに「カスミの魅力ワクワク欲張りセット」。
カスミを引いていてまだ読んでない人は今すぐ読んできてください。まだ引けていないそこのあなた、心の底からあなたのもとにカスミがやって来てくれることを祈っています。

【注意！！】ここから思い出・覚醒絵のネタバレに入ります！！見たくない方はページトップに戻り、目次から最終章に飛んでください。
また、ここから先はカスミ推しのフルスロットルで書き進めます。多分文章が気持ち悪くなります。そういう意味でも閲覧注意。

（ネタバレ回避用空白）

用意はできましたね？
では行きましょう。ここからはギアを上げて参ります。

思い出①、カスミと主人公とのセッション。
カスミのストーリーの魅力その1、主人公との絡みが多いこと。今までの思い出にもデートまがいの場面や一歩間違えば告白と捉えられかねないフレーズなど、読み手の心をキュンキュンさせる一幕がありました。

今回はセッションですってセッション。共同作業ですよ共同作業。
絡みが相変わらずこゆい。主人公とカスミの関係性はカスフロに負けず劣らず尊いと思っている人です。その最たるものは名星会カスミの思い出で見られるので、まだ読んでない人は是非、読んでみようね！！思い出6とか最早告白だぞ！！！！

思い出②、当然のごとく挟まってくるカスフロ
カスミのストーリーの魅力その2、濃厚なカスフロ要素。

▲息をするようにカスフロ。

カスフロと言えば白猫の中でも最古参カプですよ。今でこそイベントの種類が増えるにつれてカプの種類も増えましたが、そこは最古参にして今でも白猫最大手カプの一つ。尊みは天元レベルです。
そして今回のカスフロ、特筆すべき点が一つ。

「フローリアがちゃんと目開けてる！！！！！！！！！！！」

時系列を完全にとらえています。呪いイベント・剣フローリアの思い出を経ていることがはっきりと明示されています。フローリアの目が開いていることの何がそんなに重要なんだという人は、とりあえず呪い終章クリアしてから剣フローリアの思い出見ようか。

もうね、フローリアを前にしたカスミの、なんと嬉しそうなことか。
ここまで彼女が感情を開放的にできる相手は本当に少ないんです。
はぁ～～～～～～～～尊い！！！！！

思い出③、やっぱりカスフロ要素＆成長物語
カスミのストーリーの魅力その3、カスミの成長要素。

元々感情をあらわにすることがそこまで多くないカスミ、そんな彼女が音楽を通じて感情の発露ができるようになってきたことを、フローリアは指摘します。流石カスミの彼女だぜ抜かりねえや…

▲これが正妻の余裕ってやつか…

これもまたカスミの成長の一つ。少しずつ変わっていっているんですねえ。

思い出④、ダメ押しのカスフロ＆萌えポイント
カスミのストーリーの魅力その4、随所で入る萌えポイント。

どこが萌えるかって？
・半紙に歌詞をしたためちゃう←どこか堅いところ
・「ひゃっ！？」（グルグル目）←最高。かわいい。
・やっぱり入ってくるカスフロ。素直になると気遣えるところ。
・「……ありがとう、フローリア。」←ここの声すき。
・「おかしいでしょ。私が……」←表情脳内再生余裕でした。絶対気恥ずかしそうにしてる。脳内再生がすでにかわいい。
・フローリアの前で自分の変化をかみしめてるところ。結婚しろお前ら。

いつか、カスミの書いた歌詞で曲ができるといいなぁ。。。新たな夢が生まれた瞬間でした。

思い出⑤、突然の許婚設定公開。
いや待てその設定生きてたのか。

初出は確か・・・２０１５年に発売されたコンプティークですね。
当時絶望に身を落としたカスミ推しがいたとかいなかったとか。イベントで絡みがあった辺りから、許嫁の正体はカゲツではないかという噂もありますが、真偽のほどは分かっていません。ゲーム内でこの設定が開かされるのは確か初だったと思います。衝撃を受けた人割といるんじゃないかな。

▲人によっては天地がひっくり返るレベルの衝撃

とはいえ、この思い出のキモはそこじゃないんです。いろんな思いを抱えた彼女が、自らの置かれた立場の中で葛藤する、その葛藤が美しい・・・

言葉にならない思いをギターの音色に乗せて届ける。それが誰に届くとは分からないけれど。でも自分のこの思いを、分かってくれる人が、共有できる人がいるならば…そんな悶々とした感情を胸に、彼女はギターをかき鳴らし、苦悶する。

このシリアスですよ。書かれない行間に込められた彼女の感情の機微ですよ。ほんといい。最高。この感情の揺れ動きだけでご飯５杯はいける。

そして覚醒絵

この覚醒絵を見た当時の私の反応が以下になります。

いやもうなんだこれ殺人兵器か。
まず服装。白ワンピ。はい優勝。正直夏カスミが来るとしたらこんな感じだろうなって思い描いていた理想形がそのまま来ました。彼女の清楚感を全力で引き立てている。ワンピで開放的になった胸元もエロい。揉んだ後撫でまわしたい。
次に表情。こんなに優し気な表情を彼女が見せたことが今までにあったか！？いやない。その慈しみに溢れた表情は正しく聖母のそれ。優勝。俺の勝ち。勝ちました。
そして風になびく黒髪。わかってるなあああもおおおおおおお！！！見える。そこに吹いている一陣の風がはっきりと見える。桜の花びらをワンポイントで置いているのも本当に美しい。髪通った風絶対いい匂いしてるよ。嗅ぎたいしなんだったらそこを通り抜ける風になりたい人生だった。

目線、表情、服装、その他すべてがピタリと合わさった奇跡の１枚です。
推し補正もあり、俺的歴代覚醒絵ランキング堂々の１位。最高です。
この覚醒絵をかいてくれたイラストレーター様を私は一生崇め奉ります。

思い出⑥、最高級欲張りセット
ここまで書いてきたいいところが全部詰まってる。

主人公との絡み、カスフロ、成長、感情の機微、萌えポイント・・・全部入っています。これぞカスミ推しのための完全食。スーパーフード。
我々はこのバンドカスミ思い出⑥だけであと３年は戦える。

色々書きましたが、結論、最高でした。ありがとうございます。

（ネタバレ回避用空白）

⑦本当に幸せでした。

ということで、このイベントもまだ途中ですが、既に様々な幸せを享受させていただいております。ここまでの待遇は、本当にごく限られた数のキャラにしか行きわたらないでしょう。その一部にカスミが入れたことを本当に本当に心から感謝いたします。ありがとうございます。
こんなに良くしてもらって、もう贅沢は言える立場ではなくなってしまいましたが、できることなら、またいつの日かカスミには再登場してもらいたいです。

きっと私はこれからもカスミを最推しにして、白猫を楽しんでいくことでしょう。不屈の薔薇の意志を胸に、これからも彼女とともに歩んでいきます。

そして願わくは、今回のイベントを機に、カスミ推しの輪がますます広がらんことを・・・