少し前に、このような状態に陥って悩んだ事がありました。

「少し前まで絶好調だったのに、最近どうしてもうまくいかない。」

「よかった頃と同じ事をやろうとしても、感覚がわからなくなってしまった。」

直近だと、昨年日本一周旅をし終えた後、体調不良や倦怠感、腰や肩の張りと痛みが２ヶ月ほど続いた時がありました。

やりたい事はなんとなくあるのに、体も動かないし、いまいちやる気もでない。

そんな時に、一冊の本の中の「６つのしんか」という考え方を知り、この時の悩みがとても楽になったのを覚えています。

今回は、「今、人生があまりうまく行っていない」と思っている方へ向けたお話です。

僕が心の探求をしている中で、バイブルにしている一冊。

著者の”椎原 崇さん”は、僕が心の探求に興味を持ってから、ずっと参考にしている方でもあります。

この本の中に、「６つのしんか」というお話があります。

人生の流れには、それぞれの過程があり、６つのフェーズに分けられるということ。

その６つの「しんか」のうち、日常的に起きているのが５つの「しんか」。

① 誰もが前に進んでいる感覚になれるのが「進化」しているとき。
　挑戦をして、簡単に達成できたり、環境の変化も著しい。

② その次に、問題や課題に直面する期間が続くのが「辛化」の時期。

③ 悩み、苦しみ、自分自身の内面と向き合う事で「深化」していく。

④ とことん向き合った末に、真実の自分が見えてくるのが「真化」。

⑤ 本来の自分を知る事ができ、新たなステージに招き入れられるような感覚になる。それが「新化」である。

この①〜④の４つのステージを経験すると、「新化」して、ひとつ人生のステージが上昇する。
そうすると、また新しいステージで、「①進化」からスタートする。

当時、日本一周旅という、人生単位の大きな目標を達成した直後で、新たな仕事のアイデアや今後の活動の拡大もして行こうと思っていました。

でもなぜか、体と心が前に進もうとしてくれないという、ジレンマの苦しみを感じていました。

この時、日本一周旅が「①進化」のタイミングで、その後の心身の不調は「②辛化」の状態だったようです。

その後、改めて自分自身のやりたい事や、もっと自由に進めるような道をじっくりと考える時間を設けました。
それが「③深化」でした。

「心の探求は常にして行きたい」
「まずは発信をする事で、もしかしたらどこかの誰かのためにもなるかもしれない」
そう思うようになったのが「④真化」。

そして、現在noteやSNSを中心に発信をしているのが「⑤新化」です。

今回の「⑤新化」で、新たなステージに来てみたら、以前とは考え方や発する言葉もガラリと変わり、見えている景色もまったく違うものに変わりました。

自分の中でも「あ、ひとつ成長したな」という体感も確かにあるのです。

「①進化」して、
「②辛化」して、
「③深化」して、
「④真化」したら「⑤新化」して、
また新たなステージで「①進化」がはじまる。

この本には、これを繰り返して行くと、最後に６つめの「しんか」として、「神化」するとの説明がありました。

この部分は、まだ僕にもわからない境地です。

でも年を重ねるごとに、「今までして来た経験は、何一つとして無駄なものはなかった」と思えるようになったという事は、「神化」に近づいているという事なのかもしれませんね。

今あなたのいるフェーズは、どの「しんか」でしょうか。

この流れを知っているだけで、先の見えない闇の中にいる恐怖も軽減されるかと思います。

明けない夜はない。

今日も素敵な人生をお過ごしください。

鈴木天尋

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